なんか今日はうまくいかないなぁ、とか。
人の言葉がグサッと刺さって、気持ちがどんよりしてるとか。
そんなふうに「心がつかれたな…」って感じる日は、誰にだってあるものです。
でも、そんなときに無理やり元気を出そうとしたり、「前向きに考えなきゃ!」って自分をせかすと、逆にしんどくなったりしますよね。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今日は、ぼくがよく使っている「ちょっと心が軽くなる考え方」を2つだけ紹介させてください。むずかしい話じゃないし、がんばらなくていい。ただ読んでもらえるだけでうれしいです。
まずは、「しんどい気持ちがある」ってことを認めよう
がまんしないでいい。つらい気持ちは、つらいままでOK
「そんなことで落ち込んでちゃダメだよ」
「もっと大変な人もいるんだからさ」
こういう言葉、どこかで聞いたことあるかもしれません。でも、そうやって自分の気持ちを否定されると、もっとつらくなっちゃうんですよね。
まずは、「今のあなたが感じてるしんどさ」を、そのまま認めてあげてください。
人と比べなくていいし、ポジティブになろうとしなくていい。ただ、「ああ、自分いま、疲れてるな」「ちょっと心が痛いな」って、自分の気持ちに名前をつけてあげるだけで、ふっと楽になったりします。
「こんなふうに感じる自分」も、悪くない
落ち込む日があるのは、がんばってる証拠。
誰かの言葉で傷つくのは、やさしさを持ってる証拠。
そう考えると、「こんなふうに感じる自分」も、ちょっと悪くないかもって思えてきませんか?
コツ①:「ちょっとよかったこと」を見つけてみる
イヤなことの中にも、小さな救いがあったりする
たとえば、仕事でミスして怒られて、落ち込んだとします。
でもそのあと、同僚がさりげなく「大丈夫?」って声をかけてくれたとか。家に帰って、お茶を飲んでたら、なんだかほっとした気持ちになったとか。
そういう「ほんのちょっとよかったこと」に目を向けてみるだけで、不思議と気持ちがすこし整ってきたりするんです。
「ムカついたけど、自分の本音に気づけた」ってこともある
たとえば、人間関係でものすごく腹が立ったとします。
でもあとから冷静に思い返してみたら、「自分はもっと大事にされたいと思ってたんだな」とか、「本当はちゃんと話したかったんだな」とか、そんなふうに自分の本音に気づけることってあるんですよね。
つらい出来事の中にも、あなた自身にとって大事なサインが隠れてることがあります。
コツ②:「この出来事、別の意味で考えてみようかな?」
失敗も、遠回りも、ちゃんと意味がある
ぼくはよく「この出来事にはどんな意味があるんだろう?」って自分に問いかけます。
もちろんすぐにはわからないし、「そんなの意味なんてない!」って思う日もあるけど時間がたってから「そうか、あのとき遠回りしたからこそ、今の自分があるんだな」って思えること、けっこうあります。
「うまくいかない」=「準備期間」かもしれない
人生って、思いどおりにいかないことの方が多いですよね。でも、「まだ準備が整ってないだけかも」とか、「今はちょっと立ち止まる時間なんだな」って考えてみると、少しだけ心が落ち着くことがあります。
出来事の「意味づけ」を変えてみるって、じつはすごく自由で、力強いことなんです。
うまくできなくても大丈夫。これは“こころの練習”だから
最初は「そんなふうに思えない…」でもOK
「よかったことを探してみて」って言われても、どうしてもイヤな気持ちに飲み込まれてしまう日もありますよね。
そういうときは、「今日はうまくいかない日だな」って思っておしまいでも大丈夫。
こころの練習は、毎日じゃなくてもいいし、1回うまくいかなくても、何度でもやり直せます。
ちょっとずつ、じわじわ効いてくるから
すぐに楽にならなくても、ちょっとだけ考え方を変える練習をしていくうちに、「あれ、前より少しだけ落ち込みから立ち直るのが早くなったかも」って感じる日が来ます。
それが、あなたのこころが少しずつ強くなってる証拠です。
やってみよう:こころが疲れた日の“ちいさなワーク”
ステップ1:「今日しんどかったこと」を書いてみる
紙でもスマホのメモでもOKです。今日のイヤだったこと、不安になったことを、短くてもいいので書いてみましょう。
頭の中にぐるぐるしていることを言葉にするだけでも、ちょっとスッキリします。
ステップ2:「でも、よかったこともあったかな?」って聞いてみる
たとえば、
- 「通勤つらかったけど、途中で見た空がきれいだった」
- 「人に注意されたけど、自分の成長ポイントが見えた」
- 「イライラしたけど、あの人と距離を取るきっかけになった」
小さなことでもOK。うそっぽくてもOK。大事なのは、“そういう見方をしてみよう”と思ってみることです。
最後に伝えたい3つのこと
- あなたのペースで大丈夫
- 心って、やさしく育てるもの
- 小さな気づきが、大きな変化になるよ
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