美人、またはイケメンで、性格も優しくて、仕事もできて、ファッションもオシャレな人がモテると思いませんか。
はい、おそらくモテるでしょう。
これは間違いない現実です。ただ、そのような「完璧な人」に限って恋人がいないことがあります。それは、なぜでしょうか。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は「異性にモテるためには少しぐらいの欠点」も大事というお話です。
目次
好かれるためにも「欠点」はあってもいい
あなたの周りに仕事も勉強、スポーツ、料理までできて、さらに性格もいいような完璧すぎる人はいませんか。このような人は、おそらく異性からもモテるでしょう。
ただし、このような「完璧すぎるハイスペックな人」に限って恋人がいないという話もあります。
これはなぜでしょうか。
実は理由があります。人は完璧すぎる相手には、なかなか共感と好感が持てないのです。「自分とは釣り合わない…」と思って、遠くから憧れられることはあっても、近くによってきてアプローチはされにくいのです。
逆に、好かれやすい人というのはどのような人でしょうか。
それは「自分の欠点」を受け入れている人です。
人は、完璧な人よりもちょっと抜けているような人に共感を抱きます。その共感は、そのまま相手への好感度につながります。これは、心理学で「しくじり効果」というものです。
しくじり効果って?
テキサス大学オースティン校のエリオット・アロンソンさんの研究で、学生にクイズに回答する場面を録音したテープを聴かせました。クイズに正解した学生の一人は教室を静かに出ていき、もう一人は教室を出る前にコーヒーをこぼしてしまいました。
エリオット・アロンソンさんは教室に残った学生たちに、2人のうちどちらにより好感を抱いたか尋ねてみたところ、コーヒーをこぼした学生の方が好感度が上昇したのです。
この実験でわかるのは、完璧すぎるよりも、少しだけ欠点があったほうが人から好かれやすいということです。
完璧なロボットより失敗するロボットが好き
「Frontiers in Robotics and AI」で発表された最新の研究結果によると、人は完璧なロボットよりも失敗するロボットが好きということらしいです。
この研究論文の主執筆者であるNicole Mirnig氏は、「われわれは、ミスを含む行動を意図的にロボットのルーチンにプログラムして、ユーザー調査を実施した。ミスを犯すロボットとミスを犯さないロボットに対する参加者の評価の違いと、ミスを犯すロボットに接するときに人々が示す反応を調べることがわれわれの狙いだった」と説明する。
ロボットに対しても「しくじり効果」が適用されます。こう思うと、完璧を求めすぎるよりも、少しぐらいの欠点があってもいいと思えませんか。
長所に敏感、短所に鈍感
人は長所もあれば、短所もあります。ただ、多くの人が苦手な分野や苦手な事があると、それを補おうように努力します。これは、日本の教育システムで、欠点があれば、それを平均以上にするべきと教えられてきたからではないでしょうか。
走るのが遅いけど、国語が得意という人もいます。そのような人は、速く走れるようになるよりも、得意な国語を磨くようにしたほうがいいと思うわけです。
短所を補うよりも、長所を磨くことのほうが、ずっと効果的です。そして何よりも楽しいものです。
欠点はあってもいいのです。それは人間味であり、「しくじり効果」で考えると、人から好かれる長所にも変わります。生きていく上で、長所には敏感になり、短所には鈍感ぐらいな気持ちでいきましょう。そっちのほうが、ずーっと楽に生きられます。
最後に
欠点があることで、そこに人は共感を抱きます。共感ができる相手には自然と好感が持てます。そう考えると、完璧を求めるよりも、少しぐらいの欠点はあってもいいと思いませんか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●少しぐらい欠点がある方がモテる!
●人は欠点がある人に惹かれる!
●欠点はあってもいい!