なんて私は最低なんだ……もうダメです
あなたは、こんなふうに自分を責めることはありませんか。自分を責めてもいいことはありません。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『自責グセを解消する3つの方法』というお話です。ついつい自分を責めがちな人は参考にして読んでみてくださいね。
目次
自分を責めてもいいことはない
あなたは、自分を責めてしまうことはないでしょうか。
ちょっと失敗したことがあれば「なんて私はダメなんだ……」と自分を責めてしまう人は「自責グセ」が染み付いているのかもしれません。
自分を責めてもいいことはありませんよね。
- ストレスを抱えやすくなる
- 罪悪感でネガティブ思考になる
- 周りの人にもストレスを与えてしまう
このように自責グセがついてしまうと、自分だけでなく周囲の人間にも悪影響を与えてしまうのです。自責グセは「負のループ」に陥る原因になりえます。
今回は「負のループ」を抜け出し、自分を責めて追い詰めてしまうクセを解消して、もっと心をラクにできる方法をお伝えしますね。
自責グセを解消する3つの方法
①自分に「思いやり」をもつ
自分に「思いやり」をもってあげてください。つまり自分に優しくなるのです。もしかすると「それができないんだ!」と思う人もいるかもしれません。
そんな人は「甘え」と「優しさ」が混同しています。優しさや思いやりをもつことは、甘やかすことではありません。
教育心理学者でテキサス大学准教授のクリスティン・ネフ博士が提唱する「セルフ・コンパッション」があります。ネフ博士がおすすめしているのが、自分のなかに架空の優しいキャラをつくろうというものがあります。
たとえば、自分の中にカウンセラーをイメージします。自分の中のカウンセラーは、自分の話を優しく聞いてくれます。落ち込んだ自分を責めることはありません。ただ、甘やかすだけでもなく、思いやりをもって優しく話を聞いてくれるのです。
ちなみに、ネフ博士が実践した例ではダイエット中にお菓子を食べたときは、架空の優しいお婆ちゃんキャラに登場してもらったようです。
親友やアニメのキャラなど何でもいいので、自分のなかに架空の優しいキャラをつくって、自分に優しく接するのも一つの方法です。
②前に進む感覚を得る
自分を責めてしまう人はマイナス面を見てしまう傾向が強いです。「行動できなかった」「失敗した」などマイナス面が気になって自分を責めてしまうのです。
そんな人は「前に進む感覚を得る」ようにしてください。「昨日の自分よりも今日の自分が1ミリでも前に進んだ!」と思えれば、それで合格なのです。
「前に進む感覚を得る」の最大のメリットは、自分の行動に対してプラスの面を見れるようになることです。成長を実感できれば気分も落ち込みません。
人生は毎日の「小さな1歩」の積み重ねです。その「小さな一歩」を毎日の暮らしのなかで「がんばった!」「よくやった!」と振り返り、実感する習慣がつけば自責グセも解消されていきます。
③正しく悩む
最後が「正しく悩む」です。人は考え方にクセをもっています。自責グセがある人も「自分を責めてしまう」ことが思考のクセになっています。
もし悩みや問題に直面をしたら「前提」を疑ってみましょう。「本当に自分だけに問題があったのか?」「もっと違う原因があるのではないか?」と前提を疑って考えてみるのです。思考のクセを解消するためには、物事に対して疑問をもつことが大事です。
僕たち人間は問題に直面すると、自分の気になっている状況だけに意識が向きやすく、本来の状況が見えていないことが往々にしてあります。そんなときは事実に目を向け、原因を追求する(疑問をもつ)ようにしましょう。
この辺は思考のトレーニングも必要となってきます。思考法に興味がある人は「思考力改善ドリル: 批判的思考から科学的思考へ」を読んで柔軟な思考になるように勉強してみるのもおすすめです。
今回は「自責グセを解消する3つの方法」について書きました。いつも自分のことを追い詰めてしまう人は「自責グセ」が染み付いている可能性があります。
長年、染み付いた自責グセから、すぐに解放されるのは難しいかもしれません。ただ、今回ご紹介した方法を試していくうちに、おのずと自責グセは解消されていくでしょう。
もし自分を責めてしまいそうになったら、今回の記事を思い出してみて「これならできそうだな!」と思うものから試してみてください。日々の暮らしの中で自責グセをゆっくりと解消していきましょうね。
おすすめ書籍
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●自分を責めると「負のループ」に陥る!
●自分を責めがちな人は「自責グセ」がある!
●日々の暮らしの中で自責グセを解消していうこう!