このように長期的に憂うつな気分が続いてしまう原因とは何でしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、気分の落ち込みは「反すう思考」です、というお話をします。もし、気分が落ち込みやすいという人は読んでみてくださいね。
目次
憂うつな気分になるのは「反すう思考」が原因
もし、あなたがマイナス思考だとすると、「あのとき、なんで失敗したのだろう」「自分の性格がダメだ」など、過去の失敗や自分のマイナス面をくよくよ考えすぎることはありませんか。
それこそが「反すう思考」です。
聞きなれない「反すう」という言葉ですが辞書で調べてみましょう。
① 牛などが,一度のみこんだ食物を胃から再び口中に戻してかむこと。
② 繰り返し考えたり味わったりすること。 「師の忠告を-する」
牛などが、消化のために何度も口から出したり入れたり繰り返すことです。
この語源から「抑うつ的反すう」といって、いつまでも自分の欠点や問題を繰り返し考えてしまう思考を言います。
この「反すう思考」が気分の落ち込みに原因があると考えられているのです。
イェール大学の心理学者Susan Nolen-Hoeksema氏によると、この思考プロセスは容赦ない悪影響を持っており、「反芻傾向」の強い人ほど落ち込みやすいという。
イェール大学の心理学者によると「反すう思考」の強い人ほど、落ち込みやすいとのことです。ただ、「反すう思考」だけに問題があるわけではないという研究者もいます。
これだけに原因は決めつけるのはよくありませんが、いつまでもクヨクヨ考えていたら、そりゃ気分も落ち込むだろうなとは実体験からもわかります。
「反すう」思考に陥らないために
僕なりに「反すう思考」に陥らないためにどうすればいいのか考えてみました。もしよかったら参考にしてみてください。
①自分を褒める
抑うつ的な反すう思考が強い人は、自分の欠点を責めたり、過去の出来事をイジイジ考えてしまいます。ということであれば、その逆に自分を褒めることを意識してみてください。
無理にポジティブになる必要はないのですが、「これは、できたらからいいじゃないか」「少しだけだが、進んだじゃないか」「自分は仕事は遅いけど慎重とも言える」など、少しでもいいので自分を肯定することを、自分自身に投げかけてあげましょう。
抑うつ的な反すう思考の人は、もしかすると自分に厳しすぎるのかもしれません。他人を褒めるように、まずは自分を褒めてあげてください。
②頼れる人には頼る
自分一人で解決しようとしないことも大切です。僕も、人に頼ることが苦手な性格なのでわかるのですが、それほど誰かに頼ることっていけないことですか。
むしろ、頼ってもいいのです。
僕のように「頼り下手」な人は、あらかじめ頼れる人を決めておいてもいいかもしれません。
この人になら信頼できるから困ったときは頼ろうと決めておけば、いく分か気持ちも楽になります。自分一人でがんばらないでくださいね。
③決めつけをやめる
「誰も自分のことをわかってくれない」「あの人は私のことを嫌ってるに違いない」など、決めつける考え方をやめてみましょう。
ネガティブ思考な人が、この決めつけをやってしまうつ全て否定的な捉え方になってしまいます。だったら、最初から肯定的にしてみるか、否定も肯定もしないことが重要です。
「自分のことをわかってくれても、わかってくれなくてもOK」ぐらいの考え方のほうが、くよくよと悩みません。
決めつけている考え方って自分本位で考えているので、そこに確信はないのです。つまり、偏った考え方になっている可能性が大というわけです。ということであれば、決めつけて考えるのはほどほどにしておいた方がよいでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。「反すう思考」が気分の落ち込みに関係しているのは、なんとなく実体験からもうなずけます。いつまでもクヨクヨ考えていては、憂うつになるのも当然ですよね。
そうは言っても長年で身についた思考なのですぐには変えられないでしょう。今回ご紹介した方法をヒントに、少しずつクヨクヨ悩む「反すう思考」から脱出していきましょう。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●繰り返しネガティブなことを考える落ち込む!
●自分を肯定してあげよう!
●自分一人でがんばらなくてもいい!