「つい考えごとをしてしまう」「何もせずにぼーっとしてしまう」——そのような時間を、あなたはどのように感じていますか? 「もっと集中しなければ」「時間を無駄にしてしまった」と思うことがあるかもしれません。
しかし、実は ぼーっとする時間は、脳にとってとても大切なもの なのです。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
何もしていないように見えても、ぼーっとしている間に脳は情報を整理し、心を落ち着かせる働きをしています。意識的に「ぼーっとする時間」を持つことで、思考が整い、気持ちが穏やかになるのです。
目次
ぼーっとしているとき、脳では何が起きているのか
脳が情報を整理する時間
僕たちは毎日、たくさんの情報を受け取っています。仕事や家事、人との会話、スマートフォンで見たニュースやSNSの投稿など——そのすべてを処理し続けると、脳が疲れてしまいます。
ぼーっとする時間は、まるで 脳の整理整頓の時間 のようなもの。重要な情報はしっかり記憶し、必要のないものは手放すことで、頭の中がすっきりするのです。
創造力が高まる
良いアイデアが思い浮かぶのは、机に向かって必死に考えているときよりも、 リラックスしているとき ではないでしょうか?
たとえば、
・お風呂に入っているときに突然良い考えが浮かぶ
・散歩をしていたら悩んでいたことの解決策が思い浮かぶ
このような経験はありませんか? これは、ぼーっとしている間に脳が自由に働き、新しい発想を生み出すからなのです。
ぼーっとする時間がもたらす3つのメリット
ストレスを減らし、心を落ち着かせる
毎日忙しくしていると、気持ちが疲れてしまいます。ぼーっとする時間を意識的に作ることで、脳がリラックスし、ストレスが軽減されます。
未来のことを考えやすくなる
ぼーっとしていると、ふと「これからどうしよう?」と未来のことを考えることがあります。
目標達成につながる
ぼーっとする時間を持つことで、 「今すぐの楽しさよりも、長い目で見たときに本当に良い選択をしよう」 と冷静に考えられるようになります。
ぼーっとする時間を作るための方法
散歩をする
スマートフォンを見ずに、外の景色を眺めながら歩くことで、自然とぼーっとする時間が生まれます。
お風呂や寝る前の時間を活用する
スマートフォンを見ずに、ただ湯船に浸かったり、目を閉じてのんびり過ごしてみるとよいでしょう。
スマートフォンやパソコンを少し遠ざける
1日のうち、少しの時間でもスマートフォンを遠ざけて「何もしない時間」を作るだけで、ぼーっとする時間を確保できます。
ぼーっとすることの注意点
重要な場面では避ける
仕事や勉強中、大切な会話の途中でぼーっとしてしまうと、集中力が低下してしまいます。
ネガティブな考えにとらわれすぎない
ぼーっとしていると、つい過去の失敗や嫌な出来事を思い出してしまうことがあります。しかし、そんなときは 「これからできること」「楽しみなこと」に意識を向ける ことで、気持ちを前向きにすることができます。
おわりに—「ぼーっとする時間」を大切にしよう
「何もせずに過ごすのはもったいない」と思うことがあるかもしれません。しかし、ぼーっとする時間は 脳を休めるためにとても大切な時間 なのです。
- 頭の中が整理され、ストレスが減る
- 未来について考える余裕ができる
- 目標に向かって冷静に行動できる
忙しい毎日だからこそ、少しだけ「何もしない時間」を意識的に作ってみましょう。そうすることで、新しい発見や、自分にとって本当に大切なものに気づくことができるかもしれません。
今日から、ぜひ「ぼーっとする時間」を大切にしてみてくださいね。
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