あなたには後悔することはありませんか。実は、心理学的には「やった後悔」よりも、「やらなかった後悔」のほうが大きいとわかっています。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、なぜ人間は後悔するのだろうか、という疑問について心理学の実験を踏まえながら考えていきたいと思います。後悔の少ない人生にするヒントにしてください。
目次
後悔する人生は生きにくい
人生で後悔することが多くなると生きていくのもツラくなります。「あのとき、ああすれば良かったのに…」「もっと自分にできたことがなかったのかな…」と、いつまでも後悔の呪縛から逃れることができません。
これを読んでいるあなたには(書いている僕も)、これから生きていく上で、できるだけ後悔の少ない人生にしていってほしいのです。そこで、今回は、なぜ人間は後悔するのか、一緒に考えていきましょう。
ボストン大学の心理実験が興味深い
ボストン大学の心理学者リサ・アベンドロスさんが行った実験が興味深いです。この実験は内藤誼人さんの書籍「お客をハメる「売れる!」心理学」でも紹介されています。
リサ・アベンドロフさんは、アフリカ旅行から帰ってきた旅行者に対して、以下の2つの違いを調査しました。
A:旅行先でお土産を買ったときの後悔
B:お土産を買わなかったときの後悔
結果は、「Bのお土産を買わなかったときの後悔」が強かったのです。
買ったときの後悔は、平均1.8点。一方、買わなかったときの後悔は平均2.8点。つまり、失敗した買い物をしたときの後悔より、買わなかったときの後悔のほうが、約1.5倍も大きいことになる。
あなたにも経験はありませんか。旅行先で、迷わずに買っておけばよかったと思うお土産。それは、くだらないお土産でも買わないと「一生の思い出になったかもしれない」 という後悔につながりやすいのです。
やった後悔より、やらなかった後悔が大きい
なんで、あんなの買っちゃったの
この実験では旅行先のお土産でしたが、僕たちの人生でも置き換えられるでしょう。つまり、人生でも「やった後悔」よりも「やらなかった後悔」のほうが大きくなりやすいということです。
例えば、名門校を大学受験をするか迷っていたとします。受験をしておけば、受験に落ちたとしても結果がわかります。ただ、受験をしなければ、「受験しておけば、受かっていたかもしれない…」という後悔が続いてしまうのです。
そんな人生の分岐点で悩んだときは挑戦するほうが良さそうです。
自分で決める大切さ
後悔しないためには自分で決めて挑戦していきましょう。好きな人がいれば告白をしてみる、受けたい資格があれば受けてみるなど、後悔しない選択をしてください。
一番、後悔してしまうのは「結果がわからないまま、終わってしまう」ことです。どうせなら一度きりの人生、挑戦していくのもありです。もちろん、無謀な挑戦であれば、それはそれで後悔することになるかもしれませんので、最終的には自分で選ぶことが大切です。
最後は「あなた自身が決めたこと」こそが、人生で正解になっていきます。
自分で選択しているようで…
ただ、世の中には自分で選択しているようで、選択させられていることもあるので要注意です。
例えば、電気屋にいって買うか悩んでいる商品があったとします。店員から「今買わないと後悔しますよ!」「今だけセール中なんです!」というのは、実は人間の後悔する心理を使った営業トークです。
もちろん、ほしい商品なら買ってもいいのですが、まんまと営業トークに乗せられて買ってしまうという人も少なくありません。それは、自分で選択したようで、実は選択させられたことになります。
僕は「今、買わないと損ですよ!」と言われると、買わされた後悔が残りそうなので、「じゃあ、家に帰って考えます」といって、あえて買わないようにすることもあります。
最後に
後悔が多い人生よりも、後悔が少ない人生を歩みたいものです。心理学的には「やった後悔」よりも「やらなかった後悔」が大きいと言われています。ということであれば、できるだけ挑戦ある人生にしたいものですね。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●やらなかった後悔は大きくなりやすい!
●最後は自分で選択しよう!
●挑戦ある人生にしよう!