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人は幸せに慣れてしまうもの「快楽順応」

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人は幸せに慣れてしまうもの「快楽順応」

「結婚できれば幸せなのに……」「転職できれば幸せなのに……」と思っている人が、いざ愛するパートナーと結婚したり、希望の企業に転職できて「幸せを手に入れた!」と思ったとします。

 

ですが、いずれその幸せに慣れてしまうことが多いのです。なぜでしょうか。

 

どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。

今回は『人は幸せに慣れてしまうもの「快楽順応」』というお話です。

 

 

 目次

 

人間は慣れてしまうもの 

 

いざ結婚や転職、または何か成功などを手にしたとします。一時的に幸せを感じますが、実はその幸せはすぐに慣れてしまうのです。

 

これは心理学でいうところの「快楽順応」です。快楽順応とは「今まで幸せと感じていた事が、幸せだと感じられなくなる事」です。

人間は慣れてしまうもの  

ソニア・リュボミアスキーさん著書「幸せがずっと続く12の行動習慣」で、快楽順応について下記のように述べられています。

 

人間は近くの変化や生理学的な変化に、驚くほどすばやく慣れてしまいます。たとえば、厳しい寒さの戸外から室内に入ったとき、パチパチ音をたてて萌える暖炉の火のぬくもりは、最初のうち天国のように思えるでしょう。でも、たちまちそれに慣れてしまい、暑すぎるとさえ感じるようになるかもしれません。

 

さらに、日常的に「幸福だ」と感じるような出来事におていも「快楽順応」が起こることがわかっています。

 

快楽順応の存在はとても強力です。なぜなら、富や家、財産、美しくなること、美人に囲まれること、健康、そして結婚という、好ましい変化にさえ慣れてしまうのです。

 

快楽順応が起こる2つの原因

では、なぜ人には「快楽順応」が起こってしまうのでしょうか。それには2つの大きな原因があります。

 

①より強くなる願望

①より強くなる願望

仮にあなたは理想の家に住めたとします。最初は念願だったので幸せを感じることでしょう。

 

ただ、その家にも慣れてきて「もっと広い家」「もっと駅から近い家」など、さらに願望が強くなってくるのです。願望が強くなると理想だった家に物足りなさを感じてしまいます。

 

②他人との比較

②他人との比較

他人との比較も「快楽順応」に関係しています。

 

たとえば、あなたが心から望んでいた結婚ができたとします。

 

ですが、「隣の家の旦那さんはイケメン」「あの人の旦那さんは出世している」など、結婚したことだけでも幸せだったはずが他人との比較で、今ある幸せを見失うことがあるのです。

 

快楽順応を防ごう

幸せに慣れてしまう「快楽順応」ですが、この対策を知っておくことで「快楽順応」に陥ることを未然に防げます。

 

感謝する

感謝する

心理学でも「感謝する」ことは様々な効果をもたらしてくれると言われています。快楽順応を防ぐのにも感謝は効果的なのです。

 

方法は簡単です。感謝することを日記に付けるのも良いですし、実際に感謝している人にお手紙を書くことも良いでしょう。

 

さらに、感謝する対象が人間関係だけではなく、仕事や過去の出来事、まわりの環境まで見渡し、感謝する時間を持つことも大事です。きっと今ある幸せを思い出すきっかけになるはずです。

 

フロー状態を楽しむ

フロー状態を楽しむ

「フロー」という言葉があります。これは1960年代にチクセントミハイさんの研究で生まれた概念です。

 

フローとは簡単に行ってしまえば「没頭した状態」です。

 

チクセントミハイさんによると、『素晴らしい人生、幸福な人生というものは、フローによって、つまり「自分がやっていることに完全に没頭する」ことによってつくる』と主張しています。

 

フロー体験には、とにかく今目の前のことを楽しむのが大事です。あなたは時間が経つことも忘れるほどの趣味はありませんか。

 

もし趣味がないという人は、他人との会話をする時間を持ってみてください。親しい人との会話は楽しくて夢中になれますよね。このように日常的に「フロー」状態に入れるものを見つけておきましょう。

 

喜びを味わう

喜びを味わう

喜びを味わうことも大事です。目先の不安や心配事で頭がいっぱいになり喜びを味わうことを忘れてしまうことがあります。

 

現代人は朝から晩まで忙しくしています。「時短、時短、時短」「急げ、急げ、急げ」と喜ぶ暇もないという人も少なくありません。

 

だからこそ、「喜びを味わう」ことを意識しましょう。意識してしおかないと人は簡単に忘れてしまいます。

 

「これを達成した!」「パートナーがいる!」など達成した出来事や今あるモノに目を向けてみてください。喜びを味わえるはずです。

 

喜びを味わうためには、ありふれた日常の経験から喜びを認識することが大事です。一つ僕がおすすめするのはアルバムを見返すことです。

 

悲しい写真よりも幸せな写真のほうが多いかと思います。たとえばパートナーとの写真を見返せばパートナーと一緒にいれる喜びを味わえることでしょう。スマホのアルバムでもいいので見返してみてください。

 

僕はよく外出先や電車の中で飼い猫の写真をスマホで見返して「かわいい猫と暮らせていて幸せだな」と喜びを噛み締めていますよ。これだけでプチ幸せを感じられます。

 

ねこひげ的まとめ

人は驚くほど幸せになれてしまいます。幸せに慣れてしまうと、また次の幸せ、そしてまた次の幸せと終わりがありません。

 

「快楽順応」の存在に気づくと本当はもっと身近に幸せがあり、実は見失っているだけかもしれないと思えてくるでしょう。日常の幸せに気づけるようなると、人生の幸福度も上がるはずです。

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

●人は驚くほど幸せに慣れてしまいやすい!

●他人との比較は快楽順応の天敵!

●ありふれた日常に喜びを味わおう!