「あのときの出会いがあったから今がある」「あの出来事があったから成功をした」など、思い返せば貴重な出会いや出来事だったと思うことってありませんか。
その出会いや出来事の始まりは「偶然だった」かもしれませんが、あなたが「チャンスに変えた」結果なのです。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は『偶然の出会いと出来事をチャンスに変えてより良い人生にしよう』というお話です。これからの生き方のヒントにしてみてください。
目次
偶然にはチャンスが眠っている!?
あなたは過去を振り返ると「あの人に出会えてよかった」「あの出来事があってよかった」 と思うことはありませんか。
・偶然、友人の誕生日会に行ったら今のパートナーと出会えた
・たまたま、電車のなかで見た求人広告に応募したら、今の会社に受かった
・町の本屋で偶然見つけた本に出会い、人生観が変わった
こんなふうに、まるで運命の出会いや偶然の出来事と感じることはよくある話です。
僕らは偶然の出会い・出来事の連続のなか生きています。ということであれば、これから出会う人たち、これから起こる出来事なども最初は偶然かもしれませんが、大きなチャンスになるかもしれないということです。
キャリアの8割が「予期せぬ偶然」によってもたらされる
スタンフォード大学心理学部のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱された興味深い理論があります。それが1999年に発表された「計画された偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)」という理論です。
この「計画された偶発性理論」でクランボルツ教授は、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」と唱えています。つまり、たまたま起きた出来事を活用してキャリアをよい方向に築いていこうということです。
クランボルツ教授は、偶然の出来事をステップアップと捉えるために以下の5つの行動指針を提唱しています。
①好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
②持続性:失敗に屈せず、努力し続けること
③楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
④柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
⑤冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
自分なりのアンテナを張っておこう
偶然の出会いや出来事のチャンスを最大限に活用するためには、自分なりのアンテナを張っておくこと賢明な方法です。
まずはクランボルツ教授が提唱する上記5つの行動指針を参考に自分なりのアンテナを考えてみてください。
たとえば「これ、おもしろそうかも」というアンテナでもよいと思います。そして、たまたま目の前に現れた人との出会いや、偶然起きた出来事に対して「おもしろうそう」と思えば一歩踏み出して行動に移していきます。
ただただ偶然を待つのではなく、「これ、おもしろそう」「こうなりたい」「こんな仕事がしたい」という自分なりアンテナを張っておくことで偶然の出会いや出来事に気付きやすく、さらに行動に移しやすくなります。
「出会い」と「出来事」を大切にしていこう
全ての出会いや出来事にアンテナを張っておこうと考えるとちょっと疲れてしまう……という人はこう考えてみてください。
「出会いや出来事を大切にする」
出会いや出来事を大切にすると考えることで、これからの出会いや出来事に興味が持てるようになります。
自分の人生に無関心になってはいけません。
ですから、ぜひ「出会いや出来事を大切にする」と決めて自分の人生に興味を持ってほしいのです。自分の人生に興味が持てれば、より良い方向にいくように考えられるようになります。
クランボルツ教授は、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」と唱えています。
たしかに僕も「あの人に出会えたおかげで今がある」と思うこともありますし、「あの失敗があったおかげで今がある」と思うことも沢山あります。
あなたにも一つや二つ過去を振り返ると「偶然だったけど意味あるものだったかも」という出会いや出来事がありませんか。それらを大切にしてくださいね。
参考文献
- 作者: J.D.クランボルツ,A.S.レヴィン,John D. Krumboltz,Al S. Levin,花田 光世,大木 紀子,宮地 夕紀子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: 単行本
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
●偶然をチャンスに変えよう!
● キャリアの8割が「予期せぬ偶然」によってもたらされる !
● これからの出会いや出来事を大切にしよう!