誰だって、こんなふうに幸せになりたいと思うこともあるでしょう。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は幸福感を高める「PERMA(パーマ)」モデルをご紹介します。幸せになるためのヒントにしてみてくださいね。
目次
「ポジティブ心理学」のすすめ
当ブログでも何度か紹介してきた「ポジティブ心理学」というものがあります。
よく「ポジティブ心理学」と聞くと「ポジティブは最高!」「ネガティブはダメ!」みたいなイメージをもたれる人もいますが、そうとは言えません。
ポジティブ心理学では「ネガティブ」の存在を否定するものでは決してないのです。だから、普段から悩みやすい人や落ち込みやすい人も安心してください。
ポジティブ心理学とはペンシルべニア大学のマーティン・セリグマン教授が提唱した心理学で、科学的アプローチで「よりよく生きるために」という目標観を持った学問の一つなんです。
その「ポジティブ心理学」には、「幸せに必要な要素」として5つ提唱されています。
幸福感を高める「PERMA(パーマ)」モデル
マーティン・セリグマン教授によると、幸福は下記5つの要素からできていると言われています。
- P (Positive Emotion) :楽しい、嬉しいといったポジティブな感情
- E (Engagement) :無我夢中で没頭できること(フロー状態)
- R (Relation) :他の人との関わり
- M (Meaning/Purpose) :人生の目的や意義
- A (Accomplish) :達成感
これら5つの要素の頭文字をとって「PERMA(パーマ)」モデルと呼ばれています。
人によってこの5つの要素のバランスが変わります。もしあなたが「人生が充実していない」「幸せじゃない」と思うようであれば、「PERMA(パーマ)」モデルをバランス良く満たすことを意識してみると良いでしょう。
ポジティブ感情(Positive Emotion)
ポジティブ心理学において、「ポジティブ感情」の測定尺度として使われるのが「興味のある」「興奮した」「強気な」「熱狂した」「誇らしい」「機敏な」「やる気がわいた」「決心した」「注意深い」「活気のある」の10項目です。
この要素が高ければポジティブな思考だと考えられます。
ちなみに、「ネガティブ感情」の測定尺度は「苦悩した」「うろたえた」「うしろめたい」「おびえた」「敵意をもった」「いらいらした」「恥ずかしい」「ぴりぴりした」「神経質な」「恐れた」の10項目です。
エンゲージメント(Engagement)
エンゲージメント(Engagement)とは没頭できることですね。別の言い方で「フロー(Flow)」と呼ばれています。
何にも趣味がないという人よりも、一つでも没頭できる趣味があるという人のほうが幸せそうに見えますよね。人生の充実のためにも、なにかに集中して取り組めることを見つけておきましょう。
人間関係(Relationship)
生きていく以上、人間関係は切っても切り離せません。まわりの人たちと良好なコミュニケーションが取るためにはどうすればいいのか、考えておくことも大事です。
行動することの意味や意義(Meaning)
人生に対して何かしら意味を持って生きることが重要です。
さらに、その意味が自分のためだけではなく、誰かほかの人のため、社会のためになっていると思えたとき幸福度も高くなるようです。
それを踏まえると、アダムグラントさんの著書「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 」 なんか、内容が深くてオススメですよ。
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
- 作者: アダムグラント,楠木建
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2014/01/10
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (8件) を見る
達成(Achievement)
最後は達成です。何かを達成したときって言わずもがな幸せですよね。どんな小さな目標でもいいから達成していくことを意識すると良いと思います。
「幸せってなに?」と悩みすぎるよりも、日々の生活を見直すことのほうが幸福度が高まるでしょう。
ただ「どう見直せばいいの!?」という人もいるかもしれません。そんな方こそ、今回ご紹介したの「PERMA(パーマ)」モデルを使ってみてはいかがでしょうか。
日々の生活に、PERMAをバランス良く満たしてくれるアクティビティを取り入れてみてくださいね。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●ポジティブ心理学では「ネガティブ」の存在を否定するものではない!
●「PERMA(パーマ)」モデルをバランスよく満たそう!