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人生で“大切なこと”を忘れていない?大切なことを思い出す手法

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人生で“大切なこと”を忘れていない?大切なことを思い出す手法

忙しい毎日を過ごしていると「大事なこと」がわからなくなりませんか。「何のために働いているんだっけ?」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。

 

 

どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。

今回は『人生で“大切なこと”を忘れていない?大切なことを思い出す手法』というお話です。

 

 

 目次

人生で“大切なこと”がわからない

 

毎日、忙しく働いているけど「何のために働いているんだっけ?」「本当の幸せってなんだっけ?」と思うことはありませんか。

 

こんな人は自分にとって人生に大切なことを見失っているのかもしれません。

 

家族を持つ会社員の中には「家族のために終電まで残業を頑張る!」という人もいるでしょう。ただ家族と過ごす時間を削ってまで仕事をすることが本当に「家族のため」なのかどうかは疑問が残ります。

 

人は自分にとって最も大切なことを見失うことがあるのです。

 

「自分が本当に幸福になれるもの」が見抜けない

「自分が本当に幸福になれるもの」が見抜けない

大金持ちになればなるほど幸せになる、と多くの人は思いがちですが、実はそうとも限りません。

 

プリンストン大学のアンガス・ディートン教授は年収と幸福度の関係について興味深い研究結果を発表しています。

 

年収7.5万米ドル(1米ドル=106円換算で約800万円)までは収入が増えるにつれて幸福度も上がる傾向にあります。しかしその相関性は年収7.5万米ドルを境に伸びがゆるやかになります。

出典:お金と幸福は比例する? | コラム | auじぶん銀行

 

つまり、年収が7.5万米ドル(約800万円)を超えるあたりから、年収と幸福度の相関があまり見受けられないということです。

 

話題になった本「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 」でも記されていましたが、人はあらゆる思い込みに左右されています。本書で紹介されていただけでも、これだけあります。

 

・分断本能
(世界は分断されているという思い込み)

 

・ネガティブ本能
(世界はどんどん悪くなっているという思い込み)

 

・直線本能
(世界の人口はひたすら増え続けるという思い込み)

 

・恐怖本能
(危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み)

 

・過大視本能
(目の前の数字がいちばん重要だという思い込み)

 

・パターン化本能
(ひとつの例がすべてに当てはまるという思い込み)

 

・宿命本能
(すべてはあらかじめ決まっているという思い込み)

 

・単純化本能
(世界はひとつの切り口で理解できるという思い込み)

 

・犯人捜し本能
(誰かを責めれば物事は解決するという思い込み)

 

・焦り本能
(いますぐ手を打たないと大変なことになるという思い込み)

 

出典:FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 

人間の思い込みは、これだけではありません。あらゆる日常の場面で思い込みがあり、判断を見誤っています。僕らは「本当はこれが幸せだ」って思っていることも実は誤りで見抜けていないのかもしれません。

 

一日再構成法がおすすめ

一日再構成法がおすすめ

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの行動経済学者ポール・ドーランさんの著書「幸せな選択、不幸な選択――行動科学で最高の人生をデザインする」という本の中で「一日再構成法」という手法が紹介されていました。

 

 

 

やり方は簡単で、一日の「行動」と「感情」を記録していきます。

 

  1. 行動:毎日の出来事を記録する
  2. 感情:10点満点で「快楽」と「やりがい」の点数をつける

 

例えば

 

9時〜10時:アニメを見る

快楽:9点 好きなアニメを見るのは快楽が大きい

やりがい:3点 とくにやりがいは感じられない

 

19時〜20時:筋トレ

快楽:7点 体を動かすと気分爽快

やりがい:9点 1時間の筋トレは達成感がデカイ!

 

こんな感じでマトリックス表に書いてもいいですし、僕の場合はカレンダーアプリに何時から何時までにどのような作業をしたのか、出来事を時間で区切って記録しています。

 

 

一日再構成法を繰り返すことで“大切なモノ”見えてくる

一日再構成法を繰り返すことで“大切なモノ”見えてくる

一日再構成法で目指すところは自分にとって「人生で本当に大切なモノ」を認識することです。先述の通り人は案外「自分にとっての幸せ」をわかっていません。目の前の行動と感情に客観的になれていないのです。

 

一日再構成法で行動と感情を記録することで出来事に対して客観的に見れるようになります。さらに「乾楽」と「やりがい」のバランスをわかるようになります。

 

人は「快楽」だけでは人生の満足度は上がりません。やりがいだけだとストレスも溜まってしまうでしょう。この「乾楽」と「やりがい」のバランスを把握できるのが一日再構成法の良い点でもあります。

 

ねこひげ的まとめ

 

今回は自分にとって「人生で大切なこと」を思い出す手法として一日再構成法をご紹介しました。

 

一日再構成法を続けていくと、人生で大切にしたいことが見えてきます。それは家族かもしれませんし、健康、時間、目標、交友関係かもしれません。何をもって幸せかは人によってそれぞれです。

 

記録していくので初めは面倒だと思うかもしれませんが、まずは2週間〜4週間ほど継続してみてはいかがでしょうか。カレンダーアプリを使うと、それほど手間もないと思いますよ。

 

おすすめ書籍

幸せな選択、不幸な選択――行動科学で最高の人生をデザインする

  

今日のクエスト~LevelUpポイント~

●人の思考は思い込みに左右される!

●本当の幸せを見失いがち!

●行動と感情を記録しよう!