もしあの時、違う道に進んでいたら?
そんな風に過去の選択を悔やむこともあると思います。仕事、結婚、恋愛、進学、人それぞれ転機となる選択に迫られるときが必ずあります。そしてうまくいかなかったときに「もしあの時、違う道を選んでいたら」と後悔をしてしまうのです。
僕たちは「もしあの時、違う道を選んでいたら」と頭をよぎった時に心がラクになるためには何を考えればいいのでしょうか。
今回は、後悔が教えてくれることについて書きたいと思います。
もくじ
「あの時、違う道を選んでいたら」と思う真理
「あの時、違う会社に入っていれば...」「あそこで、あんな事を言わなければ...」そんな風に後悔することはありませんか。
“後悔先に立たず”という言葉があるように後悔することに、あまり良いことはありません。でも、頭でわかっていても人は後悔してしまうのです。
そのようなときは、改めて後悔と正面から向き合ってみてはいかがでしょうか。 そのためには、まずなぜ後悔が苦しいのかを考えていきましょう。
後悔が苦しい理由
仕事や恋愛、進路などで後悔することは、なぜあれほども苦しいのでしょうか。
それは「過去しか」みていないからです。
後悔するときは「未来」も「今」も見ていません。 意識は過去のことだけに向いていままです。ただ、過去の出来事は変えられません。
変えることのできない過去しか見ていなければ、解決策も浮かぶわけでもなく、八方ふさがりで苦しいだけなのです。
「何で、あんな選択をしたのか...」という変えられない出来事を悔やむことで、自分を責めてしまう、または誰か他人を責めてしまう原因になっています。 未来でもなく、現在でもない、過去しか見ていなかったら、ますます落ち込んでしまうのも当たり前といえば当たり前なのです。
一番の後悔「何もしなかったこと」
後悔することで、最も多いのが「何もしなかったこと」です。
「もっと優しい言葉をかけることができたら、彼女と別れなかったかもしれない」
「もっと勉強しておけば、学校にも受かっていたかもしれない」
こんな風に「しなかったこと」に人は後悔をしてしまいす。
要するに、しなかったことで後悔するのであれば、“今”できることを考える必要があります。そして実践していく必要があります。
後悔と向き合ってみると…
真っ正面から後悔と向き合ってみましょう。後悔するときというのは、きちんと過去の出来事を受け入れていない場合が多くあります。 どこか被害者意識になっていたり、何かに執着していたりします。
過去と向き合うというの事実は事実のまま受け入れるということです。
例えば、勉強したのに資格に落ちたという場合、「もっと勉強しておけば」というだけでは、きちんと向き合えてません。 まずは「資格に落ちた」という事実を受け入れます。そこから、“今、何ができるか”を考えるようにするのです。
「一から勉強をし直して来年また挑戦する」など、現在できることに意識を向けることが大切です。
後悔が教えてくれることがあるとしたら「過去ではなく、今を見つめよう」ということです。 過去があって今があります。その過去がなかったら今の人生もありません。そう考えると人生に無駄だった時間なんてないと思うわけです。
最後に
後悔するときというのは「過去だけ」に意識が向いているときです。未来や現在については考えていません。当たり前ですが、過去だけをみていれば解決策は浮かびません。なぜなら、過去の出来事は変えられないからです。
ただ、過去の出来事をどのように受け止めるかは変えることができます。それが“今”に意識を向けることです。つまり、過去に起こってしまったかことは仕方ないと受け入れた上で「今、できるこをは何か」を考え、そして実行に移すことです。
そうは言っても、後悔して落ち込んでいるときの真っ只中だと、そんなことに意識は向かないこともあるでしょう。無理やり前向きになる必要はないと思いますが、後悔しっぱなしだと落ち込むだけでつらい状況が続きます。
どこかで、前を向くときが必要です。「もしあの時、違う道を選んでいたら…」そんなことを頭をよぎったとき、“今”にも意識を向ける大切さを思い出してください。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
● 過去だけをみる後悔はツラい!
● 過去の事実は事実のまま受け入れよう!
● 今、できることを考えよう!