「テレビを見ながらスマホを触り、さらに食事をする」など、いくつもの作業を同時にやっていませんか。この同時にいくつかの作業をすることを「マルチタスク」と言います。
現代の科学では、マルチタスクは脳に悪影響だと言われているのをご存知でしたか?
もくじ
マルチタスクって?
「マルチタスク」とは、多くの作業を並行することです。例えば、仕事をしながらスマホでメールをチェクしたりネットで調べものをするというようなことです。逆に一つのことに集中して取り組むことを「シングルタスク」と言います。
携帯を触りながら歩く、料理をしながらSNS、仕事をしながらメールなど、スマホが普及した僕たちの世界ではマルチタスクを日常的に行っているという人も少なくありません。
実際、いくつもの作業を同時に行えるマルチタスクの達人は、できる人やエリートビジネスマンのイメージでした。ただ、それは幻想です。実際は「マルチタスクは脳に負担をかけるので良くない」というのが現代の科学では言われているのです。
スタンフォード大学の実験
スタンフォード大学で262人を対象に行った実験で、「マルチタスクをこなす学生」と「マルチタスクをしない生徒」と比較するために、ある課題を与えたところ「マルチタスクをこなす学生」の方が成績が悪かったという研究結果を発表しています。
つまり、マルチタスクは訓練でも何にもならずただ単に脳の機能を鈍らせてるということです。だから、もし日常的に複数の作業を行っているの人は要注意です。
「同時並行できる自分!すごい!」などど思うかもしれませんが、実際のところは効率が悪く、頭を鈍らせていたのです。人間の脳はマルチタスクをするようにはできていないということを覚えておきましょう。
マルチタスクの弊害
- ストレスがたまりやすい
- ミスを誘発する
- 記憶力の低下
- パフォーマンスの低下
一つのことに集中しよう
マルチタスクは非効率で、脳にも負担がかけてしまいます。だったら、「シングルタスク」に切り替えましょう。つまり、一つの作業に集中するということです。ただ、マルチタスクに慣れてしまった人は難しいと思います。
そういう人は、マルチタスクができない環境を作ってみてはいかがでしょうか。例えば、仕事をしながらスマホでSNSをしてしまうという人は、仕事場からスマホを離れた場所に置く、食事をするときはテレビのない部屋でご飯を食べるなど、マルチタスクができない環境を作ってみてください。
人間は近くに欲求があると、ついつい手を出してしまいます。物理的に離してしまうというのも手です。または、「勉強は先にすべて終わらせた後にネットで調べ物をする」など明確に決めてしまうのも良いでしょう。そうすることで、目の前に集中すべきことに集中でき、なおかつストレスも軽減できます。
最後に
「マルチタスク」について、いかがでしたでしょうか。実は、僕はいくつもの作業を同時にやってしまっていました。それが脳に良くないということを知ってからは、できるだけ一つのことに集中できる「シングルタスク」を意識するようにしています。
この記事を読んでくださっている人の中にも日常的にマルチタスクが習慣になっている人もいるのではないでしょうか。テレビを見ながらスマホ、歩きながら電話、食事をしながらネットなど。
マルチタスクは「できた気」になっているだけで、本当は非効率的だったんですよ。確かに、勉強をしながらスマホを触っていても、なかなか頭に入ってきません。電話やメール通知をオフにして集中したほうが確実に生産性が上がります。
まだまだ、僕は癖で「マルチタスク」になってしまうこともありますが、みなさんも日常に「マルチタスク」から「シングルタスク」にシフトしてみてはいかがでしょうか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
To be continued…