なんだか最近、がんばってるのに前に進んでる気がしない。やるべきことは頭では分かってるのに、気持ちが動かない。まわりは前に進んでいるように見えるのに、自分だけが取り残されてる気がする。
……そんな気持ちになったこと、あなたにもあるんじゃないでしょうか。もしかしたら、今まさにそんな時間の中にいるあなたへ。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、「うまく進めない時期」をやさしく乗り越えるための心のヒントを、僕からお届けします。
目次
止まってしまう感じは、恥ずかしいことじゃない
僕たちは毎日、見えるものにどうしても気を取られてしまいます。SNSに流れる成功報告、知人のキラキラした日常、他人のスピード。
その中で、「自分は進んでいないんじゃないか」「このままじゃダメなんじゃないか」そんなふうに思って、苦しくなってしまうんですよね。
でもね、「止まってしまったように感じる時間」は、決して悪いものじゃありません。それはあなたが怠けてるからでも、弱いからでもない。人が生きる中で、ごく自然に訪れる、大切なリズムなんです。
“何もできていない日”も、ちゃんと意味がある。
そのことを、忘れないでほしいんです。
人にはそれぞれのリズムがある
比べる必要はない
誰かと比べて「自分は遅れてる」と思うことってありますよね。
でも、人って本来、比べられるものじゃないんです。桜が春に咲くように、ひまわりが夏に咲くように、人にもそれぞれのタイミングがあります。
早く咲く人もいれば、じっくり根を伸ばす人もいる。
あなたが「今はちょっと止まりたい」と感じているなら、それは心が「まだ走るタイミングじゃないよ」と教えてくれているだけ。誰かと同じスピードで歩かなくていい。あなたのリズムは、あなた自身のものです。
焦らない、責めない、自分にちょっと優しくする
心にやさしい言葉をかけてみよう
「どうしてできないんだろう」
「やる気が出ないなんて、自分が情けない」
「また今日も無駄にしてしまった」
そんなふうに、自分を責めてしまう日もありますよね。でもね、自分にかける言葉をちょっとだけ変えるだけで、心ってぐっと楽になるんです。
「今日もよくがんばったね」
「うまくいかない日もあるよ、大丈夫」
「止まるのも、ちゃんと生きてる証拠だよ」
自分にやさしい言葉をかけること。
それは、他の誰かのためじゃなく、あなた自身を守る行為です。
動けないときは、“感じること”を大切にしてみて
行動できなくても、感じることで育つ
「何もできなかった……」と落ち込んでしまう日もあります。でも、行動だけがすべてじゃないんです。外に向かって動けないときこそ、内側に向かって“感じる”時間を持ってみてください。
- 今日は何に心が動いた?
- どんな瞬間に少し安心した?
- どんなことで心が重くなった?
心の声に耳をすませてみると、「何に疲れていたのか」「何が好きなのか」が、少しずつ見えてくるのです。
何もしない日も、ちゃんと意味がある
「無駄な日」なんて、ひとつもない
「今日は本当に何もできなかった」
そんな日って、どうしても自己嫌悪になりがちですよね。でもね、何もしないこと=価値がない、というわけじゃないんです。
あたたかいごはんを食べられたこと。
深呼吸できたこと。
何とか今日を終えられたこと。
それだけで、十分です。そういう“なにげない時間”も、ちゃんと人生の一部。
あなたの春は、必ずやってくる
焦らなくていい。あなたのペースで
今はまだ、前が見えなくて、足元も不安定かもしれません。でも、焦らなくて大丈夫です。植物が土の中で時間をかけて芽を育てるように、あなたの心も、見えないところで静かに育っている最中です。
そして、ある日ふと「そろそろ歩いてみようかな」と感じられる瞬間がやってきます。
そのときが、あなたにとっての“春”です。
急がなくていい。
歩幅が小さくてもいい。
あなたの人生は、あなたのスピードでちゃんと進んでいます。
最後に──あなたへ贈る3つのことば
- 「立ち止まる時間」も、大切な一部
- 焦らなくて大丈夫。ほんとうに
- 心にやさしい言葉をかけてあげて
僕も、こういう時期をたくさん経験してきたから、あなたの苦しさがすこしわかる気がします。この文章が、少しでもあなたの心の荷物を軽くできたならうれしいです。
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