理想の恋人を思い描くときに「こんな性格だったらいいのに!」と性格を軸にして考える人も多いかと思います。
もちろん、恋人選びの選択基準に「性格」で考えるのも間違いではありません。ただ性格だけではなく「気質」も選択基準に入れてみませんか。
もしかすると長続きする理想の恋人選びには「気質」が関係しているのかもしれません。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『理想の恋人選びは性格ではなく「気質」で選ぶ!?』というお話です。理想の恋人と出会いたい人は参考にしてみてください。
目次
人の性格は環境で変わる
人の性格は環境に影響をして変化します。
例えば、付き合う前は相手は優しかったのに、付き合い始めると怒りっぽい性格になったという人もいるかもしれません。
また、しっかりしていた男性が付き合いが長くなるとダメ男に変わったという話もよく耳にします。
実際、性格検査を行ったとしても数年後に検査すると違う検査結果になるのも珍しいことではありません。
あなた自身を振り返っても「10代の自分」と「20代の自分」を比較したら性格に変化があるという人もいることでしょう。
繰り返しになりますが、性格には変化の可能性があるのです。
ただ恋人選びでは、この性格の変化を深く考えずに「こんな性格の人がいい!」と付き合うものの「やっぱり違った…」となるのです。
そこで考えたいのが「気質」です。
恋人選びに生まれ持った「気質」をみよう
人には「気質」があります。
ワシントン大学のクロニンジャー博士は人間の性格(パーソナリティ)を「遺伝的に影響の強いもの」と「環境的な影響の強いもの」に分けています。
つまり、人には遺伝的な影響を受ける「気質」があり、さらに成長するなかで形成される「性格」があるのです。
ここで大事なのは「気質」はほぼ変わらないということです。そして気質は恋愛を含めて人間関係を築く上でも影響をしてきます。
理想の恋人選びのときは相手の生まれ持った「気質」に注目することで、本来の相手の姿を知ることができます。
では、人の気質にはどのようなものがあるのでしょうか。
人間に備わった4つの気質
クロニンジャー博士は、生まれ持った気質を4つに分類しています。
- 新奇性探究…新しいものを追求する冒険好きな性質
- 損害回避…失敗を恐れやすい心配性な性質
- 報酬依存…褒められたり認められたいという報酬を求める人情的な性質
- 固執…真面目で粘り強い性質
人には、これら4つの気質があります。
どの気質が強いから良いとか悪いとかではありません。これら気質の組み合わせによって人の個性が形成されているのです。
この気質を恋人選びの際の参考にしてみてください。
例えば、自分が物静かで落ち着いた環境が好きな人であれば、新しいことや冒険好きな新奇性探究の気質を持つ相手とは恋人に発展しにくいかもしれません。
また、自分がズボラな性格だと自覚している人であれば、真面目で粘り強い相手は完璧主義に見えて一緒にいると窮屈さを感じるかもしれません。
相手がどんな気質を持っている人なのかを正確に知ることで理想の恋人になるか見極めるポイントになります。
違いを認めることも大事!
恋人選びのときに「気質」を参考基準にすることをおすすめします。とはいえ、ピッタリ自分と合った気質の持ち主と出会えることも少ないでしょう。
相手と自分の違いを認めることも大事です。
心理学に「相補性の原理」というものがあります。
相補性の原理とは、自分にないものや異なるものをもっている相手に惹かれる原理です。
恋愛初期の段階では相手と違いがありすぎると恋人関係には発展しにくいのですが、長く付き合うにつれて「相補性の原理」を意識することが大事です。
自分にないものや異なるものをもっている相手とは価値観の違いです。
最初は受け入れるのに難しいかもしれませんが話し合いや、お互いに欠けている部分を補うことで強い信頼関係を結ぶことができます。
気質は変わりませんが、性格は変わります。
性格を変えられるのはメリットでもあって、例えば自分が努力して性格を変える(成長する)ことで理想のカップルになれることも忘れてはいけません。
今回は意外と見落としがちな「生まれ持った気質」の話でした。理想の恋人選びには重要ですし、仕事やプライベートの付き合いでも考慮するとよいことです。
理想の恋人選びでは、まず自分と相手の気質を知り、長く付き合うためには違いを認めてみてください。そのためには自分が成長することも大事です。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人には生まれ持った気質がある!
●理想の恋人選びにクロニンジャー博士の「4つの気質」を参考にしよう!
●ただし、長く付き合いたければお互いの違いを認めることも大事!