世の中には恋人がほしいと思う人もいれば、恋人なんていらないと思う人もいます。恋人なんていらないという人の多くは「一人が気楽で最高よ」と話します。そのような人に隠されている本当の心理はなんでしょうか。
もくじ
「恋人なんていらない 」に隠された心理
「恋愛なんて面倒だから一人が良いのよ」と言っている人は周りにいませんか。本当に一人で人生を謳歌している人もいるでしょう。実際に、生涯独り身の人は「私は人生を満足しているよ」という人が多くいます。
ただ、本当に人生を満足しているかは別です。中には、「恋人なんていらない」と言いつつ内心は「本当は恋人がほしい…」と思っている人がいるのです。
この現象を心理学者達は「規範的理想化(normative idealization)」によって起こると言います。別の言い方をすると「精神勝利法」とも言えます。「精神勝利法」をはてなキーワードで調べると以下のように記されています。
客観的には明らかな敗北を、自身の心の中で勝利に置き換える思考法。
不安を感じている人こそ陥りやすい
この「精神勝利法」は、日々不安を感じている人ほど陥りやすい現象です。つまり、「恋人やパートナーがいないという不安」を隠すために「私は一人が最高なのよ!」と言い張って自分を鼓舞させているのです。
だから、「独り身が最高よ!」と言いつつも街ですれ違うカップルが羨ましく思ったり、結婚した友達のことが羨ましかったり内心しています。
素直になってみるのも悪くない
本当に本当に独り身が良いと思って選択した生き方なのであれば、その生き方は素晴らしく誰に何かを言われても突き通せばいいのです。ただ、「本当は内心、パートナーがほしい…」と思っているのであれば、素直になってみるのも良いと思います。
「恋人なんていらないよ!」と自分に素直じゃない人よりも「誰か良い人いない?」と婚活や恋人との出会いを求めている人のほうが生涯のパートナーと出会う確率も高くなるでしょう。もし心当たりある人は、不安を隠すために「大丈夫なフリ」をしていないか、立ち止まって素直になってみるのも悪くありません。
最後に
この前、雑誌を読んでいたら「恋人なんていらない」という若者が増えているという記事がありました。そこには経済的な理由や雇用、価値観、そもそも出会いの場がないなど様々な要因があると思います。ただ、その若者の全てが「本当に恋人なんていらない」と思っているのかと言えば疑問です。
「恋人なんていらない」と言い張る人の中には、今回紹介した「精神勝利法」に陥って不安を隠している人もいるのではないでしょうか。素直な気持ちで恋愛と向き合うと、また新たな幸せに出会える可能性だってあると思います。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 恋人なんていらいないという人、すべてが実はそう思っているとは限らない!
- 不安がある人こそ、自分に嘘をつく!
- 素直になってみるのも悪くない選択!
To be continued…