日々の生活の中で、「なんとなく気分が落ち込む」「理由はわからないけれどモヤモヤする」と感じることはありませんか? 忙しさに追われていると、知らないうちにストレスがたまり、心の余裕がなくなってしまうことがあります。
そんなときにおすすめなのが、1日5分の「振り返り習慣」です。これは、その日にあった出来事を簡単に振り返り、「よかったこと」「感謝できること」「次に活かせること」を考えるシンプルな方法です。 特別な準備は必要なく、紙とペン、あるいはスマートフォンのメモ機能を使って気軽に始められます。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は「1日5分の「振り返り習慣」で心を整える」というお話です。
目次
「振り返り習慣」とは?
なぜ振り返ると気持ちが整うのか?
人間の脳は、嫌なことや失敗したことを優先的に覚えやすいという特徴を持っています。 これは、危険を回避するための本能的な働きですが、その影響で「今日はうまくいかなかった」とネガティブな記憶ばかり思い出しやすくなります。
しかし、意識的に「今日のよかったこと」や「感謝できること」を考えることで、ポジティブな出来事が脳に定着しやすくなり、気持ちが前向きになることが研究でも確認されています。
1日5分でできる! 振り返りの方法
① 今日感謝できることを考える
感謝の気持ちは、幸福感を高め、心を落ち着かせる効果があります。小さなことでもよいので、思い出してみましょう。
- 「今日、感謝できることは?」 例:「同僚が手伝ってくれた」「家族が温かい言葉をかけてくれた」
- 「今日、感謝したい人は?」 例:「友人が励ましてくれた」「店員さんが親切だった」
② 今日のハイライトを振り返る
「今日一番楽しかったこと」「嬉しかったこと」を思い出してみましょう。
- 「今日、楽しかったことは?」 例:「好きな音楽を聴いた」「仕事がスムーズに進んだ」
- 「今日、一番嬉しかったことは?」 例:「誰かに褒められた」「偶然好きな曲が流れた」
③ 今日の改善点を考える
最後に、「明日はもっとよくするために何ができるか?」を考えてみましょう。
- 「今日、もう少しこうすればよかったことは?」 例:「話を最後まで聞けばよかった」「もう少しゆっくり作業をすればよかった」
- 「次はどうしたらよい?」 例:「深呼吸してから話す」「スケジュールを見直す」
続けるためのコツ
1. 寝る前の5分を使う
振り返りは、寝る前にリラックスしながら行うのが理想的です。ノートに書いてもよいですし、スマートフォンのメモに入力するのでも問題ありません。
2. 毎日でなくても大丈夫
「毎日やらなければ」と思うとプレッシャーになってしまうため、週に3〜4回くらいから始めるのがおすすめです。
3. 短くてもよい
1つの項目につき、1〜2行書くだけで十分です。長く書く必要はなく、「続けること」を意識することが大切です。
振り返り習慣で気持ちを整えましょう
1日5分の振り返り習慣は、心のバランスを整え、前向きな気持ちを育てるシンプルな方法です。
- 感謝を思い出すことで、ポジティブな気持ちが増える
- 楽しかったことを振り返ると、幸福感が高まる
- 改善点を考えることで、成長しやすくなる
この小さな習慣が、日々の気持ちを少しずつ前向きにしてくれるはずです。今日から、1日5分の振り返り習慣を試してみませんか?
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