「もっと頑張らないと」「自分はまだまだだ」 そんなふうに、あなたは今日も自分に厳しくしていませんか? それは決して悪いことではありません。
むしろ、誰よりも自分と向き合っている証です。 でも、感情が大きく揺れるときには、「やるべきこと」が「やりたいこと」から遠くなってしまうこともあります。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
そんな時こそ、「できることを、ひとつだけ」やってみてください。 それだけで、あなたの中にある静かな力が、またゆっくりと動き出します。
目次
自分に厳しいのは、あなたの強さ
内向型の人は、自分の内面に目を向ける時間が多いぶん、自分をよく見つめています。 だからこそ、「もっとできるはず」「これくらいで満足しちゃいけない」と、自分に厳しい評価をしがちです。
でも、その思いは「ちゃんと生きたい」という強い願いの表れです。 真面目で責任感があるからこそ、そう感じるのです。
でも、心にも休息が必要です
自分に厳しすぎると、心がすり減ってしまいます。 感情が安定しないときや、思考がまとまらないときは、「うまくやろう」とするほど苦しくなります。
そんなときは、自分を責めるのではなく、「いま疲れてるんだな」と声をかけてあげてください。 それだけでも、心はふっと軽くなります。
感情を整えるより、揺れをゆるす
「感情をコントロールしよう」と思うと、かえってコントロールできなくなることがあります。 だからまずは、「揺れてもいい」と自分を許すことから始めましょう。
涙が出るなら、それも大切な反応です。 怒りがわくなら、それは「無理をしている」というサインです。
呼吸を整えることで、心も落ち着く
呼吸が浅くなると、不安や焦りも強くなります。 1分だけ、深くゆっくり呼吸してみましょう。 「吸って、吐く」を意識するだけで、脳は少しずつ静かになります。 感情を整える第一歩は、「身体から整えること」でもあります。
やることを減らす勇気
「全部やろう」と思うと、何も手につかなくなります。 そんなときは、紙に「今日やること」を3つだけ書き出してみてください。 そして、その中のひとつだけでも実行できたら、立派な一歩です。
できることを、ひとつだけ
「今日は、これだけやる」——それだけでいいのです。 たとえば、10分だけ机に向かう。 本を1ページだけ読む。 深呼吸してから寝る。 そんな小さな行動でも、心のなかでは確かな「自己信頼」が育っていきます。
基礎をやることは、自分を信じること
難しいことをやる必要はありません。 むしろ、基礎に戻ることで「自分はこれができる」と感じられるようになります。 ひとつの練習をくり返すこと。 同じことを毎日続けること。 その積み重ねが、あなたの軸になります。
できたことを見つける習慣を
一日の終わりに「今日できたこと」を3つ書いてみましょう。 小さくてかまいません。 「ちゃんと起きられた」「ごはんを作れた」「声を出して挨拶した」 そのどれもが、あなたの大切な力です。
その一歩が、あなたの道になる
あなたが「今日、これをやろう」と思って行動できたこと。 それだけで、もう十分です。 誰かと比べなくていい。 完璧を目指さなくていい。
「自分の気持ちに向き合いながら、できることをひとつやった」 それは、あなたにしか歩けない道を、一歩進んだ証です。
3つのメッセージ
- 感情を責めないで
- できることを、ひとつだけ
- あなたは、すでに頑張ってる
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