怒りや憤り、悲しみなどのネガティブな感情が続くことがあるでしょう。心が不安定になることは誰だってあります。そのようなときに便利な方法が「ジャーナリング」です。感情の整理に役立つ「ジャーナリング」とは何でしょうか。聞きなれない人もいるかもしれませんので、もし気になる人は読み進めてください。
もくじ
ジャーナリングのやり方
「ジャーナリング」とは、書く練習のことです。ココロクエストの記事でも感情の整理に書くことが良いですよ、という記事を書いたことがあります。もしかすると、読者の中には既に実践している人もいるかもしれません。
この感情の整理のために紙に書く行為を「ジャーナリング」と呼びます。書き出すことで自分の考えを自分が確認することができ、自分のためになるエクササイズなのです。
やり方は簡単です。白紙の紙とペンを用紙て自分のテーマを決めて書き出すだけです。
- 一旦、呼吸を整えてリラックスする
- 取り組みたいテーマを決める
- 時間(3分、5分、7分など)を設定して書き始める
テーマは何でもよいです。例えば、「今、感じている不安は…」「今日、やってみたいのは…」「今日の良かったこと…」「私の長所は…」など自分のテーマと向き合うのよいでしょう。僕は毎朝、紙に「今日、やること…」「起きたときの気分…」などを書くことが多いです。
デジタルアプリでも良い
紙に書くこともあるのですが、僕はデジタルアプリもよく使います。書きたいときにすぐに書けるというメリットがあるのでアプリを活用することはオススメです。僕が使っているアプリを2つ紹介します。
Evernote
有名なので説明不要のアプリかもしれませんね。Evernoteは、パソコン、またはPCがあれば、どこでも書き出すことができるので無料の範囲でも充分です。また、フォルダ整理ができるので、ジャーナリングのテーマごとに分けることもできます。
DayOne
僕はDayOne歴が3年ぐらいあるのですが、超おすすめアプリです。これiCloudやDropboxと同期もできます。PCで書いたり、スマホで書いたり、かなり便利です。僕は主に、日記として活用しています。例えば、「今日あった嬉しいこと」などはDayOneに書いて習慣化させています。ジャーナリングに役立つアプリと言えます。
ジャーナリングの効果は?
ジャーナリングの効果について「マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命」という本のなかで興味深い実験が紹介されています。
失業した人に、毎日20分ずつ5日間、自分の気持ちについてかいてもらった実験では、ジャーナリングをしなかったグループと比較して、新しい仕事を見つけられる確率が高くなったことがわかりました。
また、べつの実験では、自分にとって一番意味のある経験について、学生に毎日15分間ずつ何日か連続で書いてもらったところ、ジャーナリングをした学生は、ジャーナリングをしなかった学生に比べて、体調と血行がよくなり、成績も上がる効果があったといいます。
以上のようにジャーナリングの効果は研究でも実証されています。個人的にも、ジャーナリングをやる前に比べて、感情のコントロールは上手になったような気がします。社会人にとって「自己認識力」は必要な能力です。自己認識力を高めることで、より明確に自分の価値観、ビジョン、使命といったいわば自分の軸になるアイデンティティを高めることができます。それら得られるのは「ジャーナリング」…なのかもしれません。
最後に
ジャーナリングいかがでしたでしょうか。ジャーナリングという言葉は知らなくても、すでに紙に書くということはやっているよという人も多いかと思います。ジャーナリングには数々のメリットがあります。裏付ける研究データもあります。それを念頭にジャーナリング習慣を始めませんか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 感情の整理に書く行為は良い!
- デジタルアプリを使ってもOK!
- ジャーナリング習慣は自己認識力を高める!
To be continued…