僕たちは選択と決定を繰り返しながら、生きています。例えば、今晩は何を食べるのか、誰と過ごすのかなど小さなことから、会社を辞めるべきか、結婚をするべきか、など人生を変える大きなことまで自分自身で選択し決定しています。
今回は、この自分の人生は自分で決めることの大切さについて書きたいと思います。
もくじ
自分の人生、決めるのはいつも自分
心理学者アドラーの言葉に大変興味深いものがあります。
人間は自分の人生を描く画家である。 あなたを作ったのはあなた。 これからの人生を決めるのもあなた。
by アドラー
アドラーは「あなたを作ったのは、あなた。あなたを決めるのも、あなた。」と言っています。これはアドラー心理学でいうところの「自己決定性」というものです。
「自己決定性」とは一言でいう「自分の人生の主人は自分ですよ」ということです。つまり、「今、置かれている環境をどのようにとらえて、どうやって対応するのかを決めるのは自分」ということです。逆にいえば、自分次第で人生をいかようにも変えることができるという考え方でもあります。
人によっては、「自己決定性」とは厳しく聞こえるようなことかもしれませんが、今の悩みも環境も人間関係も自分が決めた結果なのです。誰かのせいするのは楽なことではありますが、ほとんどの場合、解決には至りません。自分自身の問題として捉えることが大切だということです。
誰かを頼っちゃいけないわけではない
僕の解釈ですが、物事を最後に決定するのはアドラー心理学にあるとおり、自分だと思っています。だからといって、人を頼りすることがいけないわけではないと思うのです。
どんどん人は頼りにしましょう。アドバイスを求めましょう。
例えば、転職を考えているとしたら、転職アドバイザーに相談することもあるでしょうし、結婚を考えているたら信頼できる友達に相談することもあります。
これは、アドバイスを求めているだけであって、選択権を他人に委ねているわけではありません。つまり、自分が選択するための判断材料を集めることはやった方が良いというわけです。それが、誰かに相談することであったり、本を読むことであったりします。
人に相談することで、選択肢が絞られることもありますし、または別の選択肢が見つかることもあります。そして、最後に自分が決定するのです。
ここで、人によっては「◯◯さんに言われたから…」と責任転嫁したくなるかもしれませんが、◯◯さんの意見を聞いて実行に移した(または移さなかった)という選択をしたのは、結局は自分なのです。
過去の経験は「材料」
過去やこれまでに培ってきた経験を変えることはできません。アドラーの言葉にこのような言葉があります。
遺伝や育った環境は、単なる素材でしかない。その素材を使って、住みにくい家を建てるか、住みやすい家を建てるかは、あなた自身が決めればいい。
by アドラー
つまり、これまでに経験から形成された今という「材料」を使って、未来という「家」をどのように建てるかのは自分自身で自由に決めるということです。
自分なら「材料」を使って、どんな「家」を建てたいでしょうか?
最後に
ときに人はどうすればいいのか悩みます。悩むこと事態は悪いことではありません。ただ、それを「自分ごと」ととして捉えることができるかどうか、が大切だと思うのです。
結局は「自分はどうしたいか?」という問いを自問自答して、素直な自分からどのような回答が返ってくるかだと思います。つまり、「自分次第」ということです。
「自分次第」というのは、自分の人生に自分が責任を持つということではありますが、もっとライトに考えると、自分の人生を自由に選択できる決定権は自分が持っているということです。
もし悩んでいることがあれば、「自分ごと」として捉えて考えてみてはいかがでしょうか。時間がかかったとしても、きっと素直な自分から解答が得られると思います。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- あなたを作ったのは、あなた。
- あなたを決めるのも、あなた。
- 僕たちは自分で選択する自由を持っている!
To be continued…