「あの人にどう思われているか気になる」「あの人に嫌われないようにどうすればいいだろう」など、相手主体で考えてしまうと、自分の気持ちがわからなくなります。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『「あの人にどう思われているか気になる人」は、「私」という主語を意識しよう』というお話です。目次
他人の気持ちを察するのもほどほどに
相手のことを考えられるというのは「空気が読める」「優しい」「気配りができる」というメリットがあります。
ただ、相手のことを察しすぎるのも問題です。
他人の気持ちを察しすぎる人は、自分のためではなく、日常のあらゆることが他人のために生きています。
「あの人に嫌われないようにしよう」「自分の言動で、あの人はどう思うだろうか」と、他人がどう感じ、他人がどうしたいか、常に他人軸で生きているのです。
もしあなたが下記のようなことを感じていたら、他人の気持ちを察しすぎているかもしれません。
- 自分ばかり損をしている気がする
- 誰からも感謝されない
- 他人の仕事は減るのに、自分は減らない
このような考えが浮かんだことがある人は要注意です。
それは他人のために時間を費やしているのに、自分が報われていないと感じている証拠です。この傾向が強くなると被害者意識を持ってしまう可能性もあるでしょう。
だからこそ、他人の気持ちを察するのはほどほどがいいのです。とはいえ、それができれば苦労はしませんよね。
そこで、おすすめなのが「私」という主語を意識することです。
私は私、人は人
「私は私、人は人」という考えが大事だと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
これはアドラー心理学でも言われていることで「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」がベストセラーになって、世の中的にも広く認知されるようになりました。
アドラー心理学で言われいている通り、「私は私、人は人」という考えは人間関係を構築する上で、とても大事です。
「相手がどう思うか」ではなく「自分がどうしたいか」を考えてみてください。つまり、自分がどうしたら喜びに繋がるかを優先するのです。
察しすぎる人は我慢する傾向にあります。自分よりも他人を優先してしまい、それが常習化していくと「なんで自分ばかり…」と被害者意識が芽生えてしまいます。
そうならないためにも「私は私、人は人」と線引きをするのです。
私は私、〇〇さんは〇〇さん
先ほど「私は私、人は人」が大事だというお話をしました。これを、もっと具体的にしましょう。
たとえば、
私は私、T課長はT課長
私は私、彼は彼
私は私、お母さんはお母さん
私は私、〇〇さんは〇〇さん
と具体的に相手の固有名詞を入れるようにします。このように具体的にすることで、「私」という主語がより強調されて意識できるようになります。
1日の振り返りを「私は…」で考えてみる
あなたは1日を振り返る時間を持つようにしているでしょうか。ぜひ日記を書くなど、10分でもいいので1日を振り返る時間を持つようにしてみてください。(メンタルのためにもなりますよ)。
そして、そのときに「私は…」で振り返ってみます。
たとえば、「私は13時にランチをした」「私は仕事が早く終わったので定時であがった」など、「私は…」で振り返るようにします。
少々、カタコトで違和感もあると感じるかもしれませんが、おすすめです。
「私は…」で1日の出来事を思い返すことで、自分の気持ちを優先させたという認識が持てるようになります。そして、自分と他人との間に線引きができるようになるのです。
あなたが、もし「なんで自分ばかり損をするのだろう」と思ったことがあるとしたら、相手のことを優先しすぎているのかもしれません。
もっと自分を大切にしてみてくださいね。自分を優先することも大事です。そのために「私はどうしたいか」ということを意識してみてはいかがでしょうか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●「私」という主語と意識する!
●私は私、〇〇さんは〇〇さん!
●「私は…」で1日を振り返ろう!