「謙虚さ」がある人って、どこか応援をしたくなる。そんな風に思うことはありませんか。
あなたも「謙虚さ」を身につけてはみてはいかがでしょうか。現代の成功において「謙虚さ」は欠かせません。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『志は高く、されど謙虚に生きる!現代では「謙虚さ」が成功に欠かせない理由』というお話です。
目次
志は高く、されど謙虚に生きる
もし「志を高く」持ったとしても「謙虚さ」を忘れてはいけません。
有名なことわざに「実るほどに頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」とあります。
稲の穂は実るほどに穂先が低く下がります。 人間も同じで社会的に出世したり、成功すればするほど腰を低く「謙虚さ」が大切だという意味です。
実は優秀なリーダーほど謙虚さを兼ね備えているのをご存知ですか。
優秀なリーダーはエゴと謙虚さのバランスがいい
『スタンフォード式 最高のリーダーシップ』(スティーヴン・マーフィ重松著、サンマーク出版)の著者は、エゴと謙虚さ、強さと弱さ、バランスがうまくとれることがリーダーにとって必要だと言います。
それを著者は「アサーティブ・リーダー」という言葉で表現をしています。
アサーティブ・リーダー:自分自身を尊重し、人を否定することなく、自分とチームの利益のために行動できるリーダー
(82ページより)
自分自身を尊重している、つまり自信がある人物に部下はついていきたいと思うでしょう。ただ、それだけではダメです。ポイントは自分の成長と同時に他人やチームの利益のために行動ができるリーダーである必要があります。
つまりエゴと謙虚さ、強さと弱さ、バランスがうまくとれているのがアサーティブ・リーダーになります。
アサーティブ・リーダーになるには?
著者によると、アサーティブ・リーダーの特徴が以下のようにまとめられています。
・ 自信・自尊感情があり、「息の長いリーダーシップ」が発揮できる
・ 聞く耳を持ち、「信頼」される
・ 自分の意見やアイデアを、しっかりと「主張」できる
・ 「誠実」である
・ 人を「責めない」
・ 「責任感」がある
・ 「チームに必要とされている」と感じられる
・ 「難しいメンバー」ともうまくやっていける
・ 「何を期待されているか」を理解し、実行できる
(83ページより)
どうでしょうか。自分に置き換えたときに「これはできている!」と思うのもあれば、「まだまだできていない」と思うものもあることでしょう。
これらを日々意識しながら過ごしてみてはいかがでしょうか。ちなみに、アサーティブなコミュニケーションは嫌いな人と接するときにも使えるテクニックです。
謙虚さは「過小評価」することではない
たまに謙虚さを履き違えている人がいます。「私なんて全然ダメで……」と自分の能力を過小評価している人を謙虚だと思ってしまうのです。
でも実際は、謙虚であることは自分を「過小評価」することではありません。
本当の「謙虚さ」は自分の能力を自分自身で評価しつつも、けっして特別なことではないと思うことです。
「自分こそが特別だー!」と思い過ぎると、どうしても傲慢な方向に行きがちです。
ですが「自分の能力は(得意も不得意も)わかっている。だけど特別な人間ではない」という姿勢の人こそが謙虚な人に見えます。自分だけの視点ではなく、もう少し広い視野で物事を見ることが大事です。
自分から距離を置いた視点
エゴだけの人間、つまり傲慢な人は自分視点だけで物事を判断します。「俺がこう思うからこうなんだ!」と傲慢な理屈で他人に自分の意見を押し付けます。
逆に、自分から少し距離を置いた視点をもてる人は「謙虚さ」があるように感じます。このような人と会話をしていても「相手の主張も尊重しつつ、自分の意見を言える人なんだな」と思うことがあります。
この「自分から距離を置く視点」は普段から訓練できます。
問題が起きたときに他人視点で考える
何か問題が起きたときに「どうしよう、どうしよう」と自分視点になるところを、「(自分の名前)はどうすればいい?」と、まるで他人に問いかけるように自分に問いかけてみてください。
これだけでも問題の捉え方が変わってきます。あとは自分の中に「親友」をイメージして親友に問いかけるように自分と向き合うのも一つの方法です。
今回は「謙虚さこと成功に欠かせないよ」というお話でした。
もし、あなたが成功を望む人であれば、他人から嫌われて成功するのか、それとも好かれながら成功するのか、どちらがいいでしょうか。
おそらく他人から好かれながら成功したいと思う人がほとんどでしょう。そのためには「謙虚な姿勢」は大事になってきます。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●謙虚なリーダーこそ望ましい!
●謙虚は過小評価することではない!
●他者視点を取り入れよう!