「コミュニケーション能力が重要だ」というのは、よく聞く話です。これからの時代もコミュニケーション能力を磨いておくことが望ましいでしょう。
では、どのようにコミュニケーション能力を磨けばいいのでしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『コミュニケーション能力をみがくために必要な「人間の3つの本質」』というお話です。コミュニケーション能力アップのヒントにしてくださいね。
目次
人間の3つの本質
コミュニケーション能力をみがくためには「人間の3つの本質」を理解しておく必要がある、そう唱えるのは「他人とうまくやっていく」の著者ラン・ピーズ&バーバラ・ピーズです。
本書ではコミュニケーション能力をみがくための「人間の3つの本質」が紹介されています。
それがこちらです。
- 自分は重要な存在だと思いたい
- 興味の対象は「自分自身」
- 返報性の法則
それでは、一つずつ見ていきましょう。
①自分は重要な存在だと思いたい
人は「自分は重要な存在」だと思いたい生き物です。
たとえば、あなたも過去に身近な人から特別な接し方をされたとき、その人のことが印象に残っていませんか。それは自分のことを「重要な存在」だとして接してくれたからです。
もしコミュニケーションを積極的に取りたい人がいれば、相手を重要な存在だとして接してみましょう。
難しいことはありません。相手を「褒める」と良いのです。そして、褒めるときには相手の名前もセットにして褒めましょう。
「○○さん、素敵ですね!」「××さん、仕事が速いですね!」など、名前と一緒に褒めてみてください。名前を呼ばれるというのはとても嬉しいことです。
②興味の対象は「自分自身」
興味の対象は何よりも「自分自身」です。もしコミュニケーションにおいては相手と仲良くなりたいのであえれば、自分の話をするのではなく、優先すべきことは相手について話すことです。
相手の興味や考えていることに耳を傾けましょう。
ここでは「傾聴力」が重要です。「話し上手」より「聞き上手」になりましょう。
相手と話しているときはアイコンタクトや相づちなど入れることで、相手に興味を持っていることをアピールできます。
③返報性の法則
最後が大ベストセラーの「影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか」でも有名な「返報性の法則」ですね。
簡単に説明すると、「返報性の法則」とは相手から受けた好意などに対し「お返し」をしたいと感じる心理のことです。
たとえば年賀状をもらったら返したくなったり、同僚にピンチなときに救われたら「次は自分が助けよう」と思うような心理です。
心理学では古典的なテクニックですが、やはり積極的なコミュニケーションには重要なようです。「人は好意には好意で報いる」ということは覚えておきましょう。
今回は「人間の3つの本質」についてお話しました。
人間って、本質的に「認められたい」「自分を見てほしい」「特別に扱われたい」と思っているんですよね。今回ご紹介した方法で、友達や同僚、上司とコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか。
「相手の話を聞く」ことを意識しつつ、タイミングよく「相手を褒める」こと。これだけでもかなりスムーズなコミュニケーションになるはずです。少なくとも、相手からみてあなたの印象はよくなるでしょう。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●自分は重要な存在だと思いたい!
●興味の対象は「自分自身」!
●人は好意には好意で報いる!