「周りの人を頼ることができない」「いつも仕事をひとりで抱え込んでしまう」こんな人も多いのではないでしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『仕事をひとりで抱え込まない「ヘルプシーキング」』というお話です。もし、いつも仕事をひとりで抱え込みがちな人は読んでみてくださいね!」
目次
助けを求めることは「甘え」ではない
人を頼ることをできない人に、まず知って欲しいのは助けを求めることは「甘え」ではありません。むしろビジネススキルの一つでもあります。
小田木朝子さん著書『仕事は自分ひとりでやらない』にヘルプシーキングについて書かれてありました。
ヘルプシーキングとは、一言でいえば周りの人に助けを求め、ひとりで抱え込まないスキルです。Help(助け)、Seeking(探す)という意味で、立教大学経営学部教授の中原淳先生が発信されていた言葉です。(「はじめに」より)
仕事で周りを頼り、ヘルプを求めるためのスキルのことを「ヘルプシーキング」と言うようです。これからの時代、このスキルが働く上で重要になってきます。
仲間を頼ろう
当ブログの読者の中にも「助けを求める」ことに抵抗がある人もいるかもしれません。小田さんは本書で助けを求める」を「仲間を頼る」という言葉に置き換えると良いと言います。
もしも、「助けを求める」という言葉に抵抗があるならば、「仲間を頼る」という言葉に置き換えてください。「助けを求める」ことは甘えではなく、相互信頼のうえに成り立つ「適切な頼り合い」です。「仲間のためにこそ、ひとりで抱えない」という考え方に〝上書き〟しましょう。
「仲間を頼る」これは良い表現ですね。
個人だけでなく組織でも考えよう
管理職こそ、ひとりで仕事を抱え込みがちな人たちが多いなのではないでしょうか。責任感が強く、会社からも評価されるので必然的に管理職になります。
そんな責任感が強い管理職こそ、「全部、自分でやらないと…」と仕事をひとりで抱え込みがちになってしまうのです。もちろん、管理職もひとりで抱え込まないことが大切です。
そう言った意味では、ヘルプシーキングは個人のためのスキルだけでなく、組織全体のスキルとも言えます。
ヘルプシーキングが上手なチーム = 個人スキル × 仕組み × 文化
個人スキルとは、チームメンバーの一人ひとりが、ビジネススキルとしてのヘルプシーキングを理解し、実践できることが大事です。
今回は『仕事をひとりで抱え込まない「ヘルプシーキング」』について書きました。まずは「助けを求めることは“甘え”や“逃げ”ではない」と思い込みを手放すようにしましょう。
その上で周りに助けを求める、つまり仲間を頼るようになれば、自分自身だけでなく組織にとっても好循環になっていくでしょう。
他人にアドバイスを求めることで、むしろ好感度がアップするとも言われていますし、積極的に周りを頼ってみてはいかがでしょうか。
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
●仕事はひとりで抱え込まない!
●助けを求めるのは甘えではない!
●自分のためにも組織のためにも周りを頼ろう!