良い人すぎる人間は、損をするイメージってないでしょうか。または、あなた自身がいい人で、いつも何か我慢していることはないでしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『「良い人」が損をしない生き方』というお話です。気になる方は読んでみてください。
目次
良い人は人生で損なのかと得なのか
「良い人」が人生で損をするのか、または得をするのかと昔から議論にあがることがあります。そもそもと「良い人」を定義すると、ビックファイブ性格テストの協調性が高い人と考えます。つまり、「他人とうまくやれる人間」ですね。
こう聞くと、協調性が高い「良い人」は人生で得をするような気がしますが、「良い人」ほど収入は少なくなるという研究があります。
リビングストンらは研究を続け、その調査結果にて協調性のある人の収入が比較的少ないことを明らかにした。(中略)
最初に行った3つの研究では、協調性が標準以下の人の収入は、標準以上の人を18.31パーセント(9,772ドル)上回ることが分かった。一方、女性部門ではそれほど差が大きいわけではなく、非協調性という“特権”を持っている収入額はたった5.47パーセント(1,828ドル)高いだけだった。この“特権”は、女性よりも男性に与える影響が強く、3倍以上も差が付くことが分かった。
悲しいことに、協調性が高くなればなるほど年収は下がる可能性があります。おそらく、協調性が高すぎるせいで他人との衝突を避け、出世競争から距離を置くのでしょう。
となると、やはり「良い人」は損なのでしょうか。僕はそう思いません。「良い人」は、人生のいろんな面で良い影響が得られると考えます。
協調性の活かし方を学ぼう
持ち前の協調性が、他人を優先しすぎて自分を犠牲にする方向にいく人ほど、人生で不利になる傾向があります。
ここで、頭に入れておきたいのはどんな「良い性格」でも行き過ぎれば人生に悪影響が出ることです。逆に、うまく持ち前の協調性を活かすことができれば、人生の満足度も上がります。
では、どうすればいいのでしょうか。もともと協調性が高い人が備え持つ「特色」を活かすようにしましょう。
特色①他人に寛容
協調性が高い人は、異なる価値観や個性を持つ人とも良好な人間関係を築きやすい傾向にあります。他人に寛容な態度は人から信頼・尊敬されることでしょう。
特色②自己受容
「自己受容」とは、できない自分をありのままに受け入れることです。「今のままの自分でいい」という感覚を持てる人です。
特色③チームワーク
グループの目標を達成するために行動ができる人です。
特色④洞察力
自己主張が控えめな反面、周りをよく観察しているため洞察力に優れています。
特色⑤社会になじむ
協調性がある人は自然と周囲に人が集まってくる魅力があります。よって、社会的役割を理解し、柔軟に社会に溶け込むことができます。
特色⑥聞く力
協調性が高い人ほど聞く力が備わっています。
自分に合う特色を伸ばそう
協調性が高いとは言っても、自分が得意とする特色ま様々です。上記は、いずれも「良い人」の特色ではありますが、「どの特色が自分に一番向いているか?」と考えてみてください。
「この特色なら伸ばせそうだ」と思えるものがあれば、伸ばしていきましょう。
今回は『「良い人」が損をしない生き方』についてお話をしました。あまりにも協調性が強すぎる場合は、自分を犠牲にしてしまうことがあります。
ただ、性格も活かし方です。自分の特色を理解し、活かす方向に行動をすれば、人生をうまく過ごせるようになると思うわけです。ぜひ、自分の特色を活かすように行動してみてくださいね。
おすすめ書籍
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●協調性が高すぎると自分を犠牲にしがちになる!
●ただし、うまく協調性を活かせば人生で有利になる!
●一番向いている自分の特色を伸ばそう!