「もっとちゃんとやらなきゃ」
「こんな自分じゃだめだ」
そんなふうに、自分を責めながら毎日を過ごしている方は、多いのではないでしょうか。実は、僕自身もずっとそうでした。
何かを始める前に、「うまくできるかな」「完璧にやらなきゃ」と考えすぎてしまって、なかなか動き出せない。だけど、あるときふと思いました。
「完璧じゃなくてもいいって、自分に許してあげたら、少し楽になるかもしれないな」と。そうして出会ったのが、「不完全主義」というやさしい考え方でした。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
この記事では、その考え方を、同じようにがんばりすぎてしまうあなたへお伝えしたいと思います。
完璧を求めすぎると、心が疲れてしまう
「もっとやらなきゃ」と思うたびに、今の自分が否定される
現代の社会は、効率や結果を重視する風潮が強く、「できる自分」でいなければならない空気があります。
すると、気づかないうちに「もっと頑張らなきゃ」「今の自分じゃまだ足りない」と、自分自身にプレッシャーをかけてしまいます。
でも、本当は誰だって、得意なことと苦手なことがあるし、調子が良い日もあれば、何もしたくない日もあるはずです。
すべてを完璧にこなそうとするほど、心はどんどん疲れていってしまうのです。
「少しだけやる」を積み重ねることが大切
完璧なタイミングを待っていても、始まらない
「やる気が出たら始めよう」
「ちゃんと準備してからにしよう」
そう思って、結局何もできないまま時間が過ぎていくことって、ありませんか?
「やる気があるから行動する」のではなく、「行動したからやる気が出る」ことのほうが多いということに。
まずは、「5分だけ」「一部分だけ」など、ほんの少しだけ始めてみる。それだけで、自然と心が動き出すこともあるのです。
小さな達成感が、自信を育ててくれる
たとえ短い時間でも、「やれた」という実感は、心をじんわりと満たしてくれます。
「今日は少しだけでも動けた」
「思ったよりがんばれてるかも」
そういった小さな自信の積み重ねが、いつしか大きな安心感につながっていきます。
「完了リスト」で自分を肯定してあげよう
終わらないToDoリストに追い込まれていませんか?
やることが増えていく一方で、「やったこと」はすぐに忘れてしまいがちです。
ToDoリストは便利な反面、リストが終わらないことで「まだやれていないこと」にばかり目が向いてしまい、気持ちが沈んでしまうこともあります。
「終わったこと」を書き出してみましょう
そんなときは、「今日やれたこと」「達成できたこと」を書き出す「完了リスト」を作ってみるのがおすすめです。
たとえば…
・朝起きて顔を洗った
・コーヒーをいれてホッとした
・苦手なメールを一通返信できた
どんなに小さなことでも、「やったこと」として記録してあげると、自然と自信が育まれていきます。人に見せるためではなく、自分を認めてあげるためのリストです。
「好き」や「気になる」を大切にする
人生のヒントは、日常の中にあります
「自分にとって大切なことってなんだろう?」
そう考えると、難しく感じてしまうかもしれません。
でも実は、そのヒントはとても身近にあるものです。「なんとなく好き」「やってると落ち着く」そういう気持ちのなかにこそ、あなたの人生に必要なものが隠れているかもしれません。
評価や結果よりも、「心の動き」に目を向ける
誰かにほめられることや、お金になることも大切かもしれません。
でも、そればかりを追いかけてしまうと、「自分が何を感じているのか」がわからなくなってしまうことがあります。
だからこそ、「心が少し動いたこと」を無視しないで、やさしく拾ってあげてほしいのです。
おわりに:完璧じゃないからこそ、やさしくなれる
完璧じゃない自分を責めたくなる日もあります。他人と比べて落ち込む日も、何もしたくなくなる日もあります。
でも、そんな日があるからこそ、誰かの気持ちに寄り添えたり、やさしくできたりするのだと思います。
不完全でも、ちゃんと生きているあなたは、十分にえらい。
今日もここまで頑張ってきた自分を、ぜひ少しだけでもねぎらってあげてください。
最後に、あなたに届けたい3つのこと
- 完璧じゃなくて、大丈夫です
- 小さな「できた」を大切に
- 不完全なままでも、あなたは素晴らしい