寂しくて孤独になることはありませんか。世の中には友達と言えるような友達もいなくて、寂しい感情をいだきながら生きる人がいます。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は自分らしい友達の作り方のヒントになることを書きたいと思います。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
寂しい感情に弱い人間
あなたは夜な夜な寂しくなったり、酔っ払うと誰かに連絡を入れたくなったりしたことはありませんか。
人間には「親和欲求」があります。誰かと一緒にいたいという欲求です。だから、寂しいという感情を抱くのは至って普通のことです。
「引っ越して友達と疎遠になった…」「そもそも人間関係が苦手…」「どうやって友達をつくればいいのかわからない…」などが原因で寂しくなっている場合があると思います。誰とでもすぐに仲良くなれるような人のことを内心では「あぁうらやましいな」と思っていたりもします。
今回は友達を作るためのヒントを書きたいと思います。友達がいなくて寂しいという人は参考にしてみてください。
友達づくりの4つヒント
①友達関係を築く方が幸せになりやすい
友達はいた方がいい!
世の中には「俺は友達なんていらない!」「一生孤独でいいんだ!」という人がいます。そのような人のほとんどが本音は違うのです。強がってしまうのです。
できれば、心理学的には友達は持つほうが良さげです。ポジティブ心理学者のマーティン・セリグマンさん、エド・ディーナーさんの調査によると幸福度が高い人ほど楽観的で社会的関係を強く持っていたということがわかっています。
The very happy people were highly social, and had stronger romantic and other social relationships than less happy groups.(参考:Very Happy People)
「友達なんていらない!」とは言わず、まずは友達をつくってもいいかなという考えてみましょう。それが第一歩です。
②友達の数は競うものではない
ときどき名刺交換会に参加して自分がどれだけの人と名刺交換できたか自慢する人がいます。またはSNSに自分が多くの人とパーティーをして友達が多いことを自慢する人がいます。
そのような行為が悪いとは思いません。ただ、友達の数は競うものではないと思うのです。友達が多い人とくらべて、あなたが友達が少なくても気に病む必要はないということです。
じゃあ、具体的にどのぐらいの友達を持つようにすればいいのでしょうか。これもココロクエストらしく心理学の観点から考えてみましょう。「友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学」という本があります。まずこの本では以下のように述べられています。
あなたにはフェイスブックで4000人も友人がいるかもしれないが、実際にはそんなにたくさんの友人、特に親しい友人はもつことはできないのが厳しい現実だ。心理学者や人類学者によると、ひとりの人間が親しくつながっていられる最大数は50人から150人程度だという。

- 作者: ロビンダンバー,Robin Dunbar,藤井留美
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フェイスブックで多くの友人とつながっている人がいますよね。実は数千人の人たちと現実的に親しい友人関係を築くことは難しいのです。 「ひとりの人間が親しくつながっていられる最大数は50人から150人」程度ということです。
この本を、もう少し掘り下げていくと社会的ネットワークは3の倍数で構成されると述べられています。親密な関係は3~5人、そこそこ仲がいい関係であれば10人、さらにその外側に30人がいて、最後が150人となっていくのです。つまり、親密な関係は家族や親友であれば3〜5人で十分。そこそこ仲がいい友達でも15人ぐらいまでなのです。
かと言って、これもあくまでも参考程度です。親友と呼べる友達が一人でもいれば、自分が納得していればそれで十分だと思います。
③とりあえず誘われた行ってみよう
誘ってくれてありがとう!
友達の誘いをめんどくさい…お金がないから…といった理由で断っていませんか。断り続けると、そのうち誘われなくってきます。
もし、友達から誘いが来たらとりあえず行ってみてはいかがでしょうか。「友達ができない」のではなく「自ら友達をなくすよう」にしていることもあるのです。
④自分から心を開く
自分の殻に閉じこもやるい傾向の人ほど寂しくなりがちです。友達関係も築けないことがあります。
「自己開示」というものがあります。自己開示とは読んで字のごとく、「自分のことを相手に開示すること」です。自己開示とは言っても何でもかんでも話せばいいというわけではありません。
無理のない範囲で開示していけばいいのです。例えば。「高校生の頃はテニスをやっていた」「休日はお菓子を作っている」など、程度の低いことから開示してくと負担なくできます。
あと、もしちょっとハードルを上げるなら自分の弱点も話せるとよいでしょう。自分のダメな部分をユニークに話せることができれば、それは好印象を与えることができますよ。完璧な人よりは、少し人間味のあるところに人は親しみを感じるのです。
寂しい感情を解消する3つの方法
さみしいな…
それでも寂しくて孤独だという人は、寂しい感情と向き合っていきましょう。どのように寂しさを解消すればいいのか考えてみたいと思います。
①一人の時間を楽しむ
一人の時間の楽しみ方を模索してみてください。どんなに友達がいても一人に時間は大切です。僕も一人で絵を書いたり、こうしてブログを書く時間は貴重です。あなたも自分が没頭できる一人で過ごす時間を持ってみましょう。
②SNSを手放し見る
SNSをやりすぎると孤独になりやすい、寂しくなりやすいと言われています。SNSは便利です。僕もツイッターやインスタグラムをやっています。ただ、やり過ぎ注意です。
寂しがりな人ほど、手持ち無沙汰になるとツイッターやインスタグラム、フェイスブックを覗いて、他人の切り取った幸福を見てしまい、また落ち込むというような悪循環に陥ります。時間を決めてSNSを使うなど工夫してみてはいかがでしょうか。
③ちょっと忙しくしてみる
寂しい…寂しい…と思っているときほど、他にすることがありません。ちょっとだけ忙しくしてみませんか。オススメは他人のために時間を使うことです。それが仕事なのか、家族サービスなのか何でもいいでしょう。
人間って不思議なもので、ちょっとだけ忙しくすることで心が満たされてきます。暇すぎてもそれはそれで辛いのです。ただ、激務になるのは違いますからね。あくまでも、ちょっとだけ忙しくしてみることです。
人間関係で人生の満足度が変わる
実は、人生の満足度は人間関係で決まります。多くの友達を持つのではなく、質の良い友達を持つことが大事です。より良い友達がいるほうが、健康的で人生に対する満足度が高いという報告もあるほどです。
また、自分を変えたいという人も人間関係を見直してみてはいかがでしょうか。自分の性格は遺伝子で決まりますが、一方で環境にも影響しています。 環境とは「どのような人と付き合うか」です。だから、人間関係を整理してましょう。誰と付き合うかは取捨選択していいのです。
もし会社内の人間関係がうまくいかない場合は、社外で良い人間関係を築きましょう。違うコミュニティに属すことで、視野が広がります。社外に気兼ねなく話せる友人が一人でもいれば、人生の満足度も高くなるはずです。
最後に
結局のところ友達関係は自分が納得できるかどうかだと思います。友人の数は誰かと競うものではありません。自分に一人だけ親友がいると思えればそれはそれでオッケーなのです。人を見て羨ましいと思うのではなく、自分が納得できる友人関係を築くことが一番大切です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●とりあえず誘われた行ってみよう!
●友達の数は競うものではない!
●友人関係は自分が納得できるかどうかが大切!