なんで私だけが、こんなにも苦しいの?
こんなことを感じながら、日々を過ごしている人が存在します。苦しみの中で「苦しみに耐えながら」生き抜いているのです。
ただ、苦しみの中でも「楽しいことに意識を向ける」ことができれば、苦しい環境は変わらなくても気持ちが変わるような気がしませんか。
もくじ
楽しいことに意識を向ければ、苦しみの中にも喜びを感じることができる
「苦しいのに、楽しいことなんて考えられない!」おそらく、そんな風に思われる人もいるかもしれません。確かに苦しみの中では、苦しさから逃れることばかりに意識が向けています。ただ、この考え方だと「苦しみ」を切り離すことは難しいのです。
僕は、苦しいときだからこそ、あえて「楽しいこと」を見出すことも重要なのではないかと思うのです。もちろん、状況によっては難しいことでしょう。でも、何もしなければ状況は変わらないことも多いのです。だったら、自分の考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
先日、読んだ「大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法」という本の中で興味深いことが書かれてありました。
私たちの頭脳は、“注意を向けるもの”に基いて世界観を組みて立てる。ガンという診断に意識を集中すれば、あなたもあなたの生活も不幸でくらいものになるが、夕方のマティーニに集中すればもっと楽しいもになる。どちらのシナリオでも状況は変わらないとしても。
大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法
- 作者: カル・ニューポート,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
本書では、ガンと診断されたライターが紹介されています。この人は、ガンと診断されてから意識と幸福のつながりについて気づいたようです。つまり、つらい状況でも自分なりの喜びを見い出せば、幸福にもなれるということです。「何に注意を向け、何を無視するか」という思考が重要だということです。
「フロー」状態に入ると集中力が増す
楽しいことに注意を向けるのが難しいという人は没頭できる趣味を見つけてはいかがでしょうか。時間を忘れて何かに没頭すること、これを「フロー理論」と言います。「フロー」の提唱者として知られるミハイ・チクセントミハイ博士によると、フロー体験が起こると、全てがスムーズに進んでいき、最高の力を発揮できると言われています。
よくアスリートが土壇場で集中力を発揮しているのは、フロー体験の状態に入ったと考えられます。アスリートではない僕たちのような一般人でもフロー体験ができます。それは、自分が没頭できるような趣味や目標を持つことです。
たとえば、本を読んでいるとき、ブログを書いているとき、イラストを描いているとき、など人それぞれに趣味や目標があるはずです。人間が最高の状態にあるのは、何かやりがいのあることに深く没頭しているときなのです。
最後に
苦しみの中では「集中力」がキーワードになるのかもしれません。つまり、楽しいことに意識を向ける「集中力」、楽しみに没頭できる「集中力」です。この状態をキープできれば、苦しみや心配事のことも少しは忘れ、自分の大切にしたいことに集中できるでしょう。それは喜びにつながると思います。
暇だと人は不安になる
— Dr.キャットウィスカー@心理学ブロガー (@dr_catwhisker) 2017年9月23日
ただ、暇じゃなくても
単調な仕事をずっとしていても
暇な時と同じように不安になる
日常にちょっとだけのスパイスは必要だ
それは「新しいことにチャレンジする」
と簡単に得られる
一歩踏み出す勇気が
不安をかき消し、日常に刺激を与えてくれる
さあ何する?
大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法
- 作者: カル・ニューポート,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
● 楽しいことに意識を向けよう!
● 深く没頭することが幸せにつながる!
● 集中できるぐらい好きなことを見つけよう!