「会社や学校で好きな人の近くに行きたいけど、近づけない……」「好きな人に連絡したいけど迷ってしまう……」こんな風に思う人もいることでしょう。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『片思いでも「なじみの相手」になれば恋愛に発展する』というお話です。片思い中の人はヒントにしてみてください。
目次
人は「なじみの相手」に好意を抱く
片思いのときに、まず行動することは相手に自分を知ってもらうことです。
人は全く知らない相手には警戒をしますが、逆に「なじみの相手」に対しては好意を抱くのです。
これを心理学では「熟知性の原理」と言います。
たとえば学生の頃にクラス替えがあったとき、知らない人ばかりの中で知っている人がいたら、安心した覚えはありませんか。これも熟知性の原理です。
もし、あなたが片思い中なのであれば、まずは相手と接触回数を増やして「なじみの相手」になることです。
恋愛心理学の王道テクニック「単純接触効果」
「熟知性の原理」とも近い心理学のテクニック「単純接触効果」というものがあります。
アメリカの心理学者ロバートザイアンスが、次のような実験を行いました。
複数の女子生徒を対象に、2秒ごとに12人の男性の写真をランダムで見せます。そのあと、女子生徒にじっくりと写真を見てもらい、どの男性に好意を抱くかを調査をしたのです。
言わずもがな、結果は写真の登場回数が多い男性ほど好意的と判断しました。
これはテレビCMでも使われている技法ですね。何度もCMを見るうちに、その商品や登場人物に親しみを覚えていきます。
CMで起用される芸能人が好感度が高いのは、もちろん好感度が高いからCMに起用されたのもありますが、逆にCMに出ることで好感度が高まっているとも考えられます。
「単純接触効果」で好意を得て、「熟知性の原理」で仲良くなる
これらの心理テクニックを活かすとすると、まずは「単純接触効果」で好意を得て、次に「熟知性の原理」で仲良くなるようにしましょう。
職場で好きな人がいたら、まずは会う頻度を増やします。通勤や通学で好きな人がいたら、同じ電車の時刻に自分も合わせるなど、まずは接触回数を増やしてみてください。
顔を合わせているうちに好意を得てきたら、自分を知ってもらうようにしましょう。つまり「熟知性の原理」で、あなたが「なじみの相手」になるのです。
片思い中の人で、「どうしたらいいかわからない」という人は、「単純接触効果」と「熟知性の原理」を上手に組み合わせて恋愛を攻略してみてくださいね。
片思い中は心が痛むこともあるかもしれません。ただ、行動に移さなければ恋愛は始まりません。
そのために心理学を活用するのはありだと思います。心理学が片思いで悩むあなたの背中を押してくれます。
今回ご紹介した「単純接触効果」と「熟知性の原理」は心理学でも王道のテクニックではありますが、それゆえに効果があります。
恋愛は少しの勇気と、タイミングよく相手との距離感を縮めていくことで発展していきます。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人は「なじみの相手」ほど好意を抱く!
●会う回数を増やすほど親しくなる!
●勇気とタイミングで恋愛を攻略しよう!