あなたは自分自身のことを「共感力が高い人間」だと思いますか。もし、あなたが共感力が高い人間であれば、一つだけ注意点がありあす。
それが「他者と一緒に溺れてしまわない」ことです。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は『共感力が高すぎるがゆえに「一緒に」溺れてしまう危険性がある』というお話です。
目次
共感力が高いのは良いことだけど
まず最初に伝えておくべきこととしては「共感力が高い」というのは決して悪いことではありません。むしろ良いことです。
その前に、そもそも共感って何?という人もいるかもしれません。僕なりの解釈では「他者の感情を理解したい」というのが共感だと考えます。
あなたは、友達の辛い気持ちに耳を傾けているうちに自分も辛くなってしまうことがありませんか。または虐待など辛いニュースを見て他人事ではないほど、親身に捉えすぎて苦しくなることはありませんか。
共感力が高い人というのは、他人が感じていることをまるで自分のことのように感じてしまう人たちです。高すぎる人は、それらを深刻に捉えてしまう人たちです。
繰り返しになりますが、共感力が高いのは悪いことではありません。
共感力が高いからこそ、人に優しくなれます。さらに人の苦しみを理解できます。たとえばカウンセラーという立場の人たちは、共感力が高い特性を活かして生業にしています。
カウンセラーは共感力という特性を活かしクライアントの感情に寄り添い、解決に導くようにつとめることができるのです。
ですが、冒頭にもお伝えしたとおり「他者と一緒に溺れてしまわない」ことが大事です。
共感力が高いと一緒に溺れてしまう危険性がある
共感力が高いと相手の痛みや辛さが理解できてしまいます。今回のお話でお伝えしたいのが、共感しすぎると相手の精神状態に引きずられてしまうことがあるよということです。
あなたは普段「ネガティブなことばかり言う友人の話を聞いていて、どっと疲れてしまう」「職場の悪い雰囲気を感じてとって、疲れてしまう」という経験はありませんか。
これらは共感力が高いがゆえに、周囲の影響を受けてしまっていると考えられます。一度、周囲の悲しみや苦しみという影響を受けてしまうと何もできなくなってしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか。
まずは感情のコントロールをすることが大事です。とは言っても「感情のコントロールでどうすればいいんだよ!」という人もいると思いますので以下ご説明します。
共感のON・OFFの切り替えが出来るになろう
共感力が高い人って標準状態が「ON」の状態です。つまり、意識していなくても周囲の人の感情や空気を自然と感じ取ってジャッジしてしまうのです。
もしあなたが共感力が高く疲れやすいと思うのであれば、まずは自分が共感力が高いという自覚をしましょう。その上で、コントロールするようにします。
では、コントロールとはどうすればいいのでしょうか。
共感を「OFF」にするイメージで俯瞰した自分でいるように意識してみてください。相手と自分の会話を客観的に見ているような感覚です。
そして相手の会話を聞いてもジャッジはしません。基本的に気にしないようにします。
良いとか悪いとか、苦しい、辛い、悲しいなどジャッジをしないようにしてみてください。あるがまま受け止めることで、相手の感情に引きづられることを防げます。
それでも共感してしまう人は物理的に離れるのもあり
長年染み付いた共感力です。もしかすると感情のコントロールをしようと思ったところですぐに実践することのが難しい人もいるかもしれません。
そのようなときは、マイナス感情を感じ取ったら物理的に離れることをおすすめします。
たとえば、ネガティブな発言が多い人からは距離を置く、空気が悪いと感じたらその場から脱出するなど、物理的に離れるようにするのも効果的です。
共感力が高いというのは悪いことではありません。むしろ、自分の強みでもあります。共感力が高い人は往々にして周囲から「優しい人」「親身な人」「温かみのある人」という評価を受けます。
ただ、あまりにも共感力が高く、それこそ常に共感のスイッチが「ON」の人は周囲のマイナス感情に引きずられてしまうことがあります。つまり、相手が溺れていたら、自分まで一緒に溺れてしまう危険性があるということです。
感情のコントロールができないと疲れてしまいます。共感力が高いというのはメリットでもあるのですが、上手にコントロールしないと疲れてしまう原因にもなります。
逆に上手にコントロールできるようになれば、毎日を健やかに楽しく過ごせるようになります。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●共感力が高いのは決して悪いことではない!むしろ良いこと!
●でも共感力が高いがゆえに相手の感情に引きづられやすい !
●上手に感情のコントロールをしよう!