あなたは何かを楽しみに生きていますか?メンタルが落ち込み気味なときこそ「何かを楽しみにする」ようにして生きてみましょう。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『毎日少しでも自分の好きなことをする時間をつくろう』というお話です。最近、少しメンタルが落ち込み気味だなと思う人は読んでみてくださいね!
目次
メンタルが崩壊したあとでは手遅れにも…
完全にメンタルが崩壊したあとから対処しようとしても、回復まで長期戦になってしまいます。できれば、メンタルが崩壊する前に「メンタルが崩壊しない」ように対処していくことが大事です。
Local and Regional Anesthesia誌のレビューによると、そももそ人が燃え尽き症候群に陥るまでには5段階があると言われています。
こちらのレビューでは医療の最前線で活躍する医師をモデルケースとして紹介されていますが、僕たち一般人にも同様なことが言えるのでご紹介します。
燃え尽き症候群の5段階モデル
①ハネムーン期
燃え尽き症候群は、"ハネムーン期 "と呼ばれる熱狂的な時期から始まる。医師は、仕事へのコミットメントが高まったと感じるかもしれないが、これは必然的に、医師が消耗していく中で、さらなるストレスにつながる。
②ストレスの発生
対処法がなければ、燃え尽き症候群は閉塞感をもたらし、その後、ストレスが発生する。ある日、他の日よりも難しいと感じる日が出てくる。仕事に追われ、個人的な境界線が曖昧になり、社会的、家族的な関係が損なわれていく。そして、身体的・精神的なストレス症状や抑うつ症状が現れてくる。
③慢性的なストレス
しばらくすると、慢性的なストレスはフラストレーションへと変化する。医師は、失敗、無能、不完全といった感情を抱くようになる。
④燃え尽き症候群
その後、無気力の段階に入る。医師の世界は幻滅と絶望で曇っていく。状況を解決する方法はないと考え、よそよそしくなったり、諦めたりすることもある。
⑤習慣性バーンアウト
そして最後に、肉体的・精神的な症状が医師を圧倒すると、習慣的なバーンアウトの段階に入る。
参考リンク
Doctor burnout: When it’s time to seek help
燃え尽き症候群の5段階モデルと対処法 | 臨床ニュース | m3.com
何かを楽しみにして生きよう
ハーバード大学修士号でポジティブ心理学の第一人者のひとりでもあるショーン・エイカーさんの著書「幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論」で以下のような研究結果が記されています。
ある研究によると、お気に入りの映画を見ることを想像しただけで、脳内のエンドルフィンのレベルが27%も上がるという。何かの活動の一番楽しい部分は、多くの場合それを楽しみに待っている時間である。
いますぐ休暇を取ることもできないし、友達との夕食も無理という人は、ともかく何かをカレンダーに書き出すといい。1カ月先、1年先の予定でもいい。気持ちが晴れないときにはその予定のことを考えよう。将来の楽しみを期待すると、実際にそれをするときと同じくらいに、脳の快楽中枢が活性化する。
一度でも、ステージ4の燃え尽き症候群まで陥ってしまうと回復に時間がかかってしまいます。ストレスを感じているステージ3までにはセルフケアを行い、ストレスを対処するようにしましょう。(できれば、ステージ2で対処しておくことが望ましいのは言うまでもありません)。
そのための方法としてショーン・エイカーさんが言うように、何かを楽しみにしてみるのもいいですし、実際に毎日少しでも自分の好きなことをする時間をつくると、より効果的でしょう。
今回は燃え尽き症候群の5段階モデルをご紹介しながら対処法についてお話をしました。
燃え尽き症候群に陥らないためにも
- 小休憩を忘れない!
- ストレスを感じたら、とにかくセルフケア!
- 1日15分から20分でもいいので趣味の時間をつくる!
まずはこの辺を念頭に日々をお過ごしくださいませ。
おすすめ書籍
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●とにかく「休む」ことを忘れない!
●ストレス初期段階ではセルフケアが大事!
●自分の好きなことをする時間をつくろうう!