ポジティブになれなくても大丈夫！悲観的思考のメリット

ポジティブになれなくても大丈夫！悲観的な思考のメリット

俺って悲観的なんですよ。どうしてもポジティブになれない…。

あなたはポジティブ思考ですか。それともネガティブ思考ですか。もし、あなたがネガティブ思考だとしても落ち込む必要はありません。ネガティブ思考を活かす方法があります。

どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。

今回は、悲観的思考も大切だというお話です。ネガティブ思考で悩んでいる人は勇気がわくはずです。

この２種類のタイプどちらが良いという話ではありません。生まれ持った性質もあり、どちらの人間も自分の特性を活かせば社会で活躍できる人物になれるのです。っで、悲観的な人はここで言えば「防衛的ペシミスト（DP）」になります。

もし、あなたが悲観的な人であれば、ポジティブ思考の人を真似てポジティブ思考になるように行動すると逆効果かも…ということです。悲観的なのであれば、悲観的な考えを活かせば良いのです。

ダーツで悲観的な人たちの命中率がアップ

ノレム博士の実験で、悲観的な人たちにダーツを投げてもらいました。ただし、投げる前に以下のように考えてもらいました。

◆Aパターン

投げる前に、ダーツを投げると失敗するかもしれないと想像する

◆Bパターン

投げる前に、ダーツがど真ん中に的中すると想像する

結果的に、「防衛的ペシミスト（DP）」である悲観的な人は「もしかすると失敗するかも…」と考えたほうがダーツの成績が上昇したのです。つまり、悲観的な人は無理やりポジティブ思考ならずに「ダメかも」「難しいだろう」と考えたほうが期待以上の効果が得られることがわかりました。

パズルの成功率もあがる？

シェフィールド大学の研究者フクシア・シロイス博士によると研究においても、悲観的な人は、やはり悲観的にとらえることで集中力を高めることができると言われています。

2008年に発表された研究では、実験参加者にパズルの課題に取り組んでもらいました。結果、良くない成績をイメージした参加者のほうが解答率が高くなったそうです。

これって、ある意味戦略的な思考だと僕は思います。新しいことにチャレンジするときや、大切な仕事でも最悪の事態を想定しておけば、安心できます。これってリスクヘッジの一つと考えられませんか。

ポジティブだけが良いとは限らない理由

ネガティブで大丈夫だよ

ねこひげぼけーっと

自己啓発書にも「ポジティブシンキングこそが成功の秘訣！」と書かれている本は山ほどあります。確かにポジティブシンキングが大切なのかもしれませんが、こればかりは、生まれ持った性質も関係しています。

じゃあ、生まれ持って悲観的な人はどうすればいいのでしょうか。ノレム博士、シロイス博士による研究よると、悲観的な人は悲観的な方法で成功を目指してもいいということです。

例えば、健康面でも長い目で見れば、悲観的な人のほうが有利に働くと思いませんか。最近では、予防医学という言葉もあります。病気ならないように健康面に気をつけることが重要です。この点においては、「なんとかなるさ！」という楽観主義者よりも、「もしものために」という悲観主義者のほうが、健康に気をつけた生活を送ることが容易に想像できます。

つまり、自分の性格にあった方法で挑戦していきましょう、ということです。