会話を上達させたいときは、話し方よりも聞き方を学ぶと良いと思います。やはり、人間は真剣に話を聞いてくれる人のことを好意的にみます。ただ、どのように聞けばいいのでしょうか。
今回は、会話の基本は「相手の気持ち」に注目するところから、というお話です。
もくじ
もっと気持ちに注目しよう
会話を上達させるためには、聞く事を学ぶことです。そこで、今回は最も基本的な聞くコツとして「相手の気持ちに注目する」重要性について書きたいと思います。
では、以下のような会話が繰り広げられたとします。
会話が弾まないパターン
昨日、イヤリングを買いました!可愛くないですか?
へー高かった?
まあ、それなりには…
こんな感じで思うように会話が弾まないことがあるでしょう。この原因は、話したいことがある女性の内容を、無視して男性が質問をしているからです。
つまり、女性は「高かったどうか」ということを聞いてほしかったのではなく、かわいいイヤリングについてもっと聞いてほしかったのです。
例えば、以下のようになればどうでしょうか。
会話が弾むパターン
昨日、イヤリングを買いました!可愛くないですか?
可愛いね!前からほしいって言ってやつだよね?
そうなんです!前から気になっていて、思った以上に超可愛いです♪しかも…買ったときに、もうひとつ良いことがあって…
例えなので、ちょっと極端ですがこんな感じで会話が続いていきます。最初の会話と違うのは、女性の会話を無視せず、気持ちに注目しているところです。往々にして相手の反応がよくないときというのは「話したいことが話せなかった」ときなのです。
会話の基本は、相手の気持ちに注目して聞こうとする態度が大切です。
相手の気持ちに注目する3つのポイント
それでは、相手の気持ちに注目するために会話のなかでどこに注意をすればいいのでしょうか。3つにまとめましたので参考にしてください。
①相手の強弱に注目する
相手が聞いてほしいと思っていることは、声のトーンの強弱、ジェスチャーなどの振る舞いから察することができます。例えば、会話のなかで急に声のトーンが高くなるところや、大きな身振りになるところは、相手も聞いてほしいことの可能性が高いです。
だから、相手の声や身振りに注目して大きくなったら、そのときに出たキーワードを拾って会話を広げてみましょう。
②聞いているサインを出す
相手が一生懸命に話しているのに「へーそうなんだ…」みたいに興味を示さないのはいけません。聞き方というのは、何も会話としてだけでなく、「聞く態度」も含まれます。例えば、相づちを打つなど、相手の会話にあわせてリアクションをとることも大切です。
③共感を示す
会話によっては、すぐに質問を返すのではなく、まずは焦らずに共感を示すことも大切です。質問ばかりしていては、それは単なる質疑応答です。会話のキャッチボールになっているとは言えません。
もっと、人間らしく会話らしい会話を楽しむためには「共感を示す」ことが大切なのです。
相手の会話にあわせて「わー」「えー」など感情表現を出すようにしてみてください。表情もつけるとグッドです。感情表現が豊かな人は好感度も高くなります。
最後に
会話が苦手という人は意外といます。「何を話していいのかわからない…」「沈黙が怖い…」など人それぞれ理由があるようです。会話を上達させたいときは、話し方よりも聞き方を意識しましょう。
聞き上手になれば、会話も怖くありません。ただ、その「聞き上手になるのが難しんだよ」という人は、基本に戻って「まずは相手の気持ちに注目する」ところから始めてください。
気持ちを汲み取ってくれる人のことを嫌いにはなりません。まずは「何を聞いてほしいのか」そこに注目することで会話も膨らみ、楽しいものになると思います。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
● 聞き方を学ぼう!
● 相手の気持ちに注目しよう!
● 聞き上手になれば会話も怖いものじゃない!