「明日の仕事どうしよう…?」「これから人と会うけど不安だ…」と急に不安になることはありませんか。
突如、押し寄せてくる不安に対して僕らはどのように対処していけばいいのでしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『急に不安になった時のための「不安を判断しない」対処法』というお話です。不安になりやすい人は参考にしてみてください。
目次
不安になりやすい人の特徴
世の中には人一倍、不安になりやすい人がいます。なぜ不安になりやすいのでしょうか。
大きな理由の一つが「考えすぎ」です。「反すう思考」とも言います。過去の失敗や出来事を「ああでもない、こうでもない」と繰り返し考え続けてしまうのです。
あなたにも経験はないでしょうか。
仕事で失敗したとき、家に帰っても失敗したことを考えてしまうこと。ひどい場合は、次の日もまた次の日も失敗したことが頭から離れません。
過去のことだけではありません。
未来のことを考えてしまう人もいます。「明日の商談で失敗したらどうしよう」「明日、会う人に印象悪く思われたらどうしよう」と、まだ起こりもしていない未来のことを想像して不安になる人もいます。
このように、過去や未来の出来事を繰り返し考えてしまうことで、最初は小さな不安だったはずが、だんだんと「大きな不安」になっていくのです。
考えれば考えるほど、あらゆるリスクまで考えてしまうのですから不安が倍増するのも無理がありませんよね。
ではどうすればいいのでしょうか。
不安を判断しない
もし不安になったら不安を判断しないでおきましょう。
不安が押し寄せたときに「この不安は危険だ」「この不安はよくない」と判断しがちですが、これがまた次の不安を呼び寄せてしまいます。
不安が押し寄せたときにすることは、まずは自分の不安な感情をありのまま受け入れます。
「それができないから悩んでいるんだ!」という人もいるかと思います。
そこで一つテクニックをご紹介します。それが「AWAREテクニック」というものです。
AWAREテクニックとは、心理学者アーロン・ベック博士が考案した方法です。「イライラする」「不安になる」というときに使えるので覚えておいて損はありません。
AWAREテクニック
「AWARE」とは、この対処法で使う5つのステップの頭文字をとったものです。
- 受容(Accept)
- 観察(Watch)
- 行動(Act)
- 反復(Repeat)
- 期待(Expect)
①受容(Accept)
AWAREテクニックでは、不安になったときに無理に「ポジティブになるぞ!」と考えてはいけません。自分の中に不安な感情がわいてきたときに「これも自然なことなんだ」と不安という存在をまずは認めるようにします。
②観察(Watch)
次に不安から距離を置き、他人事のように観察をします。「不安になる自分はダメだ」など不安に対して良い悪いの判断をしません。まるで自然に消えていく雲のように自分の感情をながめます。
③行動(Act)
そして「行動(Act)」のステップです。ここではネガティブな感情を受け入れた上で、あたかまも「不安がないフリ」をします。難しいと思う人は、好きな俳優や女優をイメージして平然とした態度で振る舞ってみましょう。
④反復(Repeat)
1〜3ステップを可能なかぎりくり返します。「不安だな」「イライラする」「めんどうだな」という感情が湧いたら自動的に1〜3までのステップが行えると良いでしょう。
⑤期待(Expect)
人は結果に対して必要以上に期待をしてしまいます。ですが、期待した通りにはいかないこともよくあります。そこで最後のステップでは「現実的な期待」をします。起こるかもしれない問題や障害を予測しながらも、現実的な行動をしていけばOKです。
急に不安になることもあるかもしれません。「ああでもない、こうでもない」と考えグセがある人は、とくにそうなのではないでしょうか。
そのような人は、今回ご紹介した「AWAREテクニック」を行ってみてはいかがでしょうか。不安と戦おうとするのではなく、不安を受け入れることが大事なのです。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●不安になりやすい人は考え過ぎる人が多い!
●不安を判断しないことが大事!
●不安になったおき「AWARE」の5文字を思い出そう!