最近、何かで怒ったことはありますか?よく怒ってしまうという人は「怒りの感情」と向き合うことで必要以上にイライラしなくなります。
なぜなら、怒りは二次感情だからです。今回は、この「怒りは二次感情」ということについて書きたいと思います。最近、イライラしてしまうという人や、周りにイライラして怒っている人がいて困っているという方は参考にしてみてください。
もくじ
怒りは二次感情という意味
近年、注目をされていることに「アンガーマネジメント」というものがあります。聞いたことありますでしょうか。アンガーマネジメントは簡単に説明すると、怒りをコントロールするというトレーニング方法のことです。
会社経営者やビジネスマン、スポーツ選手の間でも怒りと向き合い上手に付き合うためめ方法としてアンガーマネジメントが注目されています。
そんなアンガーマネジメントでは、人間が怒りの感情を出したとき「一次感情」と「二次感情」という考え方をします。この2つの感情は大きく以下のように分けられます。
- 一次感情…不安、寂しさ、心配、絶望感、苦しさ、疲れたなど
- 二次感情…怒り
「怒り」の感情は二次感情なのです。そして一次感情としてネガティブな「不安や寂しさ、心配、絶望感など」という感情が隠れているのです。
つまり、怒りの感情は本来の感情ではありません。怒りの前には一次感情があり、その一次感情を知ることで冷静さを取り戻すことができます。多くの人が怒ったとき、感情的になって「一次感情」の存在を忘れています。ただ、この一次感情を無視していては心穏やかには過ごせないのです。
一次感情は何だろうか?
それでは、あなたが怒りを覚えた場合、または周りの人が怒っている場合の一次感情を何なのか考えてみましょう。
例えば、妻が感情的に怒っているとします。「何でいつも帰りが遅いのよ!」と夫の帰りが遅いことに怒っているとします。
上述の通り感情的な怒りは二次感情です。僕達が考えなければいけないのは一次感情の存在です。この場合の一時感情は何でしょうか。
実は「帰りが遅くて心配…」「他の誰かと浮気をしているのかという寂しい」などが一時感情になっていることがあります。つまり、この場合の一時感情は「心配」や「寂しさ」なのです。
怒りをコントロールするためには、「怒り」という感情の前に必ず「一次感情」があることをしることが、とても重要なのです。本当に気持ちに気づくようになります。
怒りは対立を生みやすい
何度も言いますが二次感情は怒りです。この怒りは、人間関係で対立を生みます。つまり、感情的になり相手とぶつかってしまう傾向にあります。
その点、一時感情である心配や悲しさ、不安という感情を伝えても対立は生みにくいです。ただし、全く生まないわけではないので、もし一次感情を伝えた上で衝突しそうであれば少しの時間をおいて接するのを控えたり工夫をすることも大切です。
相手にぶつかっても相手は動かない
人間はなかなか変化をしない生き物です。もともと変化を好まない人間を変えようとするのは一筋縄ではいきません。ましてや、怒りという感情で対立している相手なら尚更で、相手も反発してくるため素直になってくれません。
そもそも、相手と怒りでぶつかることは得策でもなく時間と労力の無駄に終わります。
だから、僕達はできるだけぶつからない人間関係を築き、心穏やかに過ごすことが望ましいと考えます。もちろん、たまに感情的なままた伝えてスッキリするということもあるかもしれませんが、日常的に怒りに支配されているよりは、感情と向き合って過ごしたいと思いませんか。
最後に
「なんでわかってくれなかったの!」が二次感情の怒りです。「わかってくれなかったので寂しい」というのが一時感情です。この二次感情を知ることで、怒りをコントロールできるようになり、本当の気持ちに気づくようになります。
怒りと向き合うことができれば、相手の怒りに必要以上に感情的になりません。
もし、怒りを覚えたときは「待てよ、この怒りの一次感情はなんだろう?」と考えてください。また、逆に相手から怒られたときは「この人の怒りの前にある一次感情はなんだろう?」と考えるようにしてみてください。
無駄な労力を使わないためにも、怒りとの向き合いは大切だと考えます。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 怒りは良い結果にならない!
- 一次感情(心配、寂しさ、不安など)を知ろう!
To be continued…