言わずもがなネコが大好きなのですが、今回、猫が登場する素晴らしい本に出会いました。こんなにも優しくも温かく、最後は涙を流すほどの本があったとは…ホントよかったです。
もくじ
おばあちゃん猫との静かな日々
写真と言葉で綴った愛猫との日々を記した本に出会いました。それは写真家・下村しのぶさんが、おばあちゃん猫の「照枝さん」を“一日でも長生きしてほしい”という思いから写真を撮りはじめたところから始まります。
◆Amazon紹介内容
出会いから19年。照枝と名づけられた、人間で言えば90歳を超える猫と、写真家・下村しのぶ氏との、最後の一年をやさしい言葉と写真で綴った物語。年老いて、腎臓病を患った愛猫・照枝。主治医から、最期の覚悟を言われるも、静かな日々の中で、照枝は小さな奇跡を起こす。でも、やがて訪れる、別れ。そして再生に向けての思いを綴る。避けられない、猫の老い、病、死との向き合い方にもふれた、愛する猫とのこれからの日々を考える人に贈る一冊。
おばあちゃん猫「照枝さん」が愛らしいです
この本は写真家である下村さんが愛猫の「照枝さん」との最期の日々を過ごした写真集です。写真集とは言っても、下村さんの優しい言葉も綴られていて、どれほど愛おしくともに暮らしていたのかが伝わってきます。
そして、おばあちゃん猫の照枝さんが何とも愛らしくかわいいのです。本書の中で、下記のような一節がありました。
職業柄、固い物を持つことが多い私。家に帰って、照枝さんをさわるとびっくりします。この世に、こんなに柔らかく気持ちいいものがあるんだなあ。
ああ、僕もさわりたい…!
そして、写真と言葉で綴られた照枝さんとの日々。最期は泣けます。こんなにも優しくも温かい本があったんですね。
最後に
この本は、おばあちゃん猫との日々を綴っています。また、最期まで記されているので、他の猫の写真集とは少しテイストが違います。巻末には、著者の下村しのぶさんが照枝さんとの日々で学んだ老猫と暮らす知恵も書かれてあります。猫を飼われている人にとっては勉強にもなります。例えば、食事のこと、病院選びのこと、病気になったらどうするかなどです。
照ちゃん、もう少しだけ一緒にいてください。
「ずっと一緒にいたい」でも、命あるものいずれは亡くなってしまうもの。それはペットでも同じです。とにかく下村さんがファインダー越しに撮りつづけた照枝さんの表情が、本当に家族に見せる微笑ましい表情なのです。優しい本でした。ネコ好きは必読。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 猫はかわいい!
- 猫はかわいい!
- 猫はかわいい!
To be continued…