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忍者「負けない心」の秘密 by小森 照久

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今回は忍者に「負けない心」を学ぶという、一風変わった書籍をご紹介します。実は忍者って見事な自己コントロール術を備えていた人たちだったのです。

 もくじ

忍者に学ぶ精神力

漫画やゲームのイメージが強い忍者ですが、実際に戦国時代に過酷な任務を帯びてストレス状況下に置かれ、命の危険を感じながらも懸命に生き抜いた人たちです。そんな「忍者」がストレスフルな環境で働く現代人にとっても参考になるのではないか、ということです。

 

それが、今回ご紹介する「忍者「負けない心」の秘密 (青春文庫)」という本で記されています。この本の面白いところが、著者の小森照久氏は三重大学医学部を卒業した精神科専門医で、現在、三重大学大学院医学系研究科ストレス健康科学分野教授でもある方です。精神科医の立場から「忍者」について書かれてあるので、よくある自己啓発や根性論という話でもありません。

忍者「負けない心」の秘密 (青春文庫)

忍者「負けない心」の秘密 (青春文庫)

 

 忍者はどんなつらい環境、困難なときにあっても決して負けない心を持ち続けており、この姿こそが、現代人の心身の健康、特に精神の健康・増進に大いに参考になるのではないかと言えます。本書では、序章の歴史に始まり、第一章で忍者の精神性、第二章で忍者がいかに心理戦に長けていたのかについて、第三章では本書の確信である忍者の精神性についての研究、第四章では忍者が行っていた驚異的な身体鍛錬、第五章では忍者のサバイバル術が記されています。

 

それはで気になったポイントを一部ご紹介します。忍者の精神について学んでみましょう。

「和」の精神で自分を追い込まないために 

忍者はきわめて日本的な「和」の精神を持っていました、暴論や何とかなるだろう論、無謀な精神論に流されない冷静さお持っていたのではないかと思うのです。なぜそれらができるかといえるのか。確かな情報と分析によって的確な判断をして、生き抜く方法を考え、実行していたと思うからです。

日本人は秩序や組織、家などに固着することで精神の安定を保つ傾向にあります。こうした性格が悪い方向に出てしまうと「自分を犠牲にしてでも組織に尽くす」など深く考え心身ともに疲弊してしまいます。忍者も「和」を基本的に重んじるようでしたが、和だけでは生き残れないことを知っていたということです。 生き抜くためには何事もバランスが大切です。

放下着ー捨ててしまえ!という考え

通俗的価値観での勝ち組が自己実現での勝利ならば問題はありませんが、必ず負け組が存在します。しかし、世間的に負け組であったとしても、自己実現勝利であれば人生の勝利だと思います。

忍者には「放下着(ほうげちゃく)」という禅の考え方があります。放下着には、二つの意味があり、一つ目が「物事への執着心を捨てる」ということです。二つ目が通俗的な価値観を捨てる」ということです。これは僕達もぜひ覚えときたいことですね。過去にココロクエストの記事でも「自分なりの価値観を持つことが大切」ということを書いたことがありますので共感ポイントでした。世間的な価値観もあれば、自己の価値観もあります。世間の価値観で生きると、自分を苦しめる結果になりかねませんが、自己の価値観を優先して考えれば、自分なりの満足度が得られると考えます。

 

相手の動きを操る「五車の術」

忍者は「五車の術」という技をつかって思い通りに人を動かします。迷信などを広めて恐怖心をあおり、敵の戦意を消失させる「恐車の術」、相手をほめそやしてご機嫌を取り、隙を狙う「喜車の術」、わざと相手を怒らせることで動揺を誘い、隙をつく「怒車の術」、相手の羨望心を誘い、羨ましがらせることで寝返らせる「楽車の術」、相手の同情を誘う「哀車の術」です。

本当にこれらを忍者が駆使していたとしたら、かなりのコミュニケーションの達人でもあり、心理にも長けていた人たちだったと伺えます。相手がどう云う人か分析することができれば、関係づくりができます。それは現代社会でも同じですね。

呼吸で自己をコントロールをする忍者

忍者が行っていた呼吸法は身体動作に合わせて心・気・体を一致させるもので、さまざまな種類がありました。基本的には大きく分けて3種類になるようです。二重息吹(二重呼吸)息長、そして腹式呼吸す。

二重息吹とは、吸う、吐く、 吐く、吸う、吐く、吸う、吸う、吐く、のように、一度吸って二度吐く、二度吸って一度吐くなど、吸うと吐くを二度重ねる呼吸法です。逆腹式呼吸とは、息を吸ったときに腹を凹ませ、吐いたときに腹を膨らませます。そして、息長とは、短く吸ってから、長く吐く呼吸法です。とくに、この「息長」という呼吸法は、現代社会でも瞑想でも取り入れられていますね。忍者も心の落ち着きを取り戻す呼吸法を実践していたことに驚きでした。

 

最後に

「忍者」について、もっと知りたくなりませんか。本書は、前述の通りストレスを研究する精神科医が書かれてあります。そのような立場の方が忍者についてまとめていますので、じつにユニークな内容です。本書を読むと忍者の観察眼、コミュニケーション術も大いに参考になると思います。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

忍者「負けない心」の秘密 (青春文庫)

忍者「負けない心」の秘密 (青春文庫)

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

  • 精神力は、忍者に学ぶべし!
  • 忍者は意外と心理的
  • 忍者はコミュニケーションに長けていた!

To be continued…