ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生

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「能力の低い人ほど過大評価する?」ダニング=クルーガー効果

「能力の低い人ほど過大評価する?」ダニング=クルーガー効果

ミスをしたときや、人に注意をされたときに、あなたは素直に認められますか。どこか、「それは私のせいではない…」など自分の非を認めようとしないことがあります。

 

それって実は自分の成長をとめる原因でもあったのです。今日は「能力の低い人ほど過大評価する」というお話です。

 もくじ

ダニング=クルーガー効果

「ダニング=クルーガー効果」 をご存知でしょうか。簡単に言えば、「能力の低い人ほど、自分の未熟さや他人のスキルの高さを正しく認識できない。そのため、自分を過大評価する傾向がある」というものです。

 

つまり、能力の低い人や未熟な人ほど、自らの容姿や発言や行動などを、実際よりも高く評価してしまうということです。例えば、「仕事ができない人ほど自分のことを棚に上げて説教する」「気が利かない人ほど気が利かない人のことを責める」「全くモテない男性ほど女性に対して厳しい」など、周りを見渡して心当たりはありませんか。

 

どうしても人間は自分の非を認めてしまうと存在意義が傷つくので自分を過剰に守ろうとしてしまうのです。

 

もしかすると「あぁわかる!わかる!職場の上司がそうだよ」と態度にイラッとする理由がとてもよく理解できた人もいるのではないでしょうか。

 

ただし、自分もこの理論に当てはまるかもしれないことを忘れてはいけません。この心理でいうと人は、「まさに自分が該当する」かもしれない可能性に思い至らず、自分を棚に上げて、他人に例を探し始めます。

 

上司より自分がヤバかった?

今回の記事で書きたかったのは、この効果が周りの人に当てはまるのではなく、自分に当てはまっていないかということです。この「ダイニング=クルーガー効果」の説明をすると、「確かにそういう人いる!」という反応があります。

 

ただ、それが自分がそれに当てはまるという人はいないのです。上司の能力の低さもあるかもしれません。ただ、自分の能力不足の可能性にも目を向けてみましょう。

 

確かに自分の能力不足を認めるのはつらいです。なぜなら、傷つきたくなからです。ただ、逆を返せば本来の自分のマイナス面を正しく見えていませんので、成長の機会も失っています。

 

僕は自分の欠点や弱さを認めている人こそ、チャンスが巡ってくると考えています。それだけ、自分を客観的に見つめて「自分を知っている」から成長もできます。人格者のなかに「弱さも認めて強い」人が多いのはそのためかもしれません。

 

短所を改め、長所を伸ばす方法

  1. 客観的に自分を見つめよう
  2. 知らないことを素直に認める
  3. 失敗は成功の元

 

例えば失敗を指摘されたときに「本当に自分にも落ち度がないか」冷静な頭で客観的に考えみましょう。また、知らないことは恥ではありません。常に学ぶ姿勢を持つことが大切です。

 

最後に

能力の低い人ほど過大評価するというお話でした。まさか自分が…とは思わないですよね。必要以上に悲観する必要はありません。大切なのは冷静に正しい判断をしようということです。

 

間違っていることは間違っていることを認め、自分の成長の糧になればいいのではないでしょうか。そのために、客観的な目線で自問自動をする習慣です。

今日のクエスト~LevelUpポイント~

  • 能力の低い人ほど過大評価する!
  • 冷静に判断できる目を養おう!
  • 自問自答する習慣が成長につながる!

To be continued…