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すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法 by 菅原洋平

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すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法 by 菅原洋平

作業療法士でもある菅原洋平さんの著書「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法」を読みました。この本は、精神論とは全く違う観点から「行動力」について科学的に記されています。とても素晴らしい本でしたので、ご紹介します。

 もくじ

やらなきゃいけないのに…

「やらなきゃいけないとわかっているのに、取り掛かれない…」という経験をされたことがある人も多いかと思います。「勉強をしなければいけないのに…」「掃除をしなければいけないのに…」「布団から起きなきゃいけないのに…」など日常で頭ではわかっているのに身体が動かないということはありませんか?

 

今回、ご紹介する作業療法士でもある菅原洋平さんの著書「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法全く新しい観点で、無理なく行動力が身につく内容となっています。

 

「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法」

Amazonの内容紹介

「ガマン」「努力」「無理」不要!
人生を変える「行動力」の高め方! !


・小学生のとき、夏休みの宿題をギリギリまで溜めて、追い込まれてからまとめて片付けていた
・締め切りギリギリにならないと本気になれない
・帰宅後、ついテレビを見てダラダラ。早く寝なきゃいけないのはわかっているんだけど……


こんなことから、「私はやることをあと回しにするタイプ」「私は切羽詰まらないとやらないタイプ」などと捉えているなら、その認識は今すぐ捨ててください。


「すぐやらない」原因は、「性格」でも「やる気」でもありません。脳が「すぐやる」モードになっていないだけです。
「すぐやる」ために必要なのは、「今すぐやるぞ! 」と気合いを入れることでも、モチベーションアップの方法を学ぶことでも、やれない自分を責めたり励ましたりすることでもありません。自分の脳を「すぐできる」ように仕向けてやることなのです。


脳を「すぐやる」モードに切り替えることができれば、同じ行動でも、実行に移すまでの労力が驚くほど小さくなるでしょう。そのスイッチは、本当に簡単なことばかりです。


さっそく今日から取り入れて、「面倒くさいなあ」と感じる前に、やるべきことをサクサク片づけていきましょう!  

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法

 

 

本書の面白いところは、著者が作業療法士であり、国立病院機構にて脳のリハビリテーションの経験を活かして、「やるべきことをすぐできない」のは、性格ややる気の問題ではなく、脳の使い方に原因があるという説を唱えていることです。

 

精神論など抽象的な内容ではなく、実体験と最新科学に裏付けされた「行動力」アップの方法は、とても興味深く読ませていただきました。

 

自分の脳を「すぐやる」に変える意識革命

あなたが抱える問題は、性格や今までの人生の問題ではなく、脳という内蔵のしくみによるものです。あなた自身を変えるのではなく、あなたの体を動かしている脳を変えることが大切です。

 菅原さんは、性格に問題があるのではなく、脳のしくみによるとものと言います。例えば、仕事から帰宅後、すぐに就寝しなければいけないのに、ついテレビを見てしまう現状に対して、脳が「テレビが好きだから、仕方ない」と理由づけしているだけということです。

 

パソコンモニターをこまめにオフ!

パソコンを使っているとき、作業をしていない間も、モ二ター画面がつきっぱなしになっていませんか? モニターを見ていなくても、視界の端にそれが入るだけで、脳はいちいちモニター画面に対して判断をしています。でも、それは脳のエネルギーの無駄づかい。集中力もなかなか上がりませんし、疲れやすくなってしまいます。


そこで、作業の区切りでモニターの電源を切ってみましょう。
こんなささいなことですが、実際に消してみると、それだけで頭のスッキリ感を体験できます。「脳に情報が入る」と言葉で聞いても、なかなかストンと理解しにくいかもしれませんが、体験できれば、感覚としてつかめてくるはずです。

 本書には、このように「すぐやる」ための簡単エクササイズがいくつも紹介されています。パソコンモニターをオフにするというのは、すぐに実践できる簡単な方法ですね。

 

脳は「他人を真似する」ようにできている

脳には、他人の行動を見ただけで、自分がその行動をしているときと同じような状態になる性質があります。

 脳は無自覚に、「他人のしぐさ」を真似する性質があるとのことです。つまり、周りに「すぐやらない人」がいれば、周囲に伝染してしまい、逆に周りに「すぐやる人」がいればそれもまた伝染していくということです。

 

ただ、残念ながら「すぐやらない人」の方が伝染力は強いようです。脳に真似をさせる相手を間違えないようにすることが重要です。

 

例えば、一流の人のしぐさに注目したり、心地よいと感じる人と出会ったら、その人のしぐさを真似ることが「行動力」アップにつながります。

 

言葉を変えると思考が変わる

意識的に「使う言葉」を変えることで、自然と「すぐやる脳」になれるのです。そうはいっても、無理矢理ポジティブな言葉をつぶやく必要はありません。「私はできる」「私はきれい」「すべてに感謝」「いつも笑顔で」など、無理に自分になじまない言葉をつぶやいていたら、それだけで気分が悪くなってしまいます。

大切なのは、自分の体が自然に動く状態になっているときの言葉を見つけることです。たとえば、「褒められる」「頼られる」などの言葉が、やる気につながる人もいれば、「負けられない」「悔しい」など、一見ネガティブな言葉がやる気につながる人もいます。

 

自分にあった言葉、つまり自分の体が自然に動く状態になるキーワードを見つけて、それらを日常で使うことで行動力が身につきます。

 

最後に 

菅原さんは、『「行動」が変わることで、あなたは自分自身の人生の限られた時間を、より充実させることができるでしょう』と言います。行動が人生が変えるというのは、本当に共感できます。

 

ただ、「できない。でもこうなりたい…」と悩む人が多いのも事実です。

 

本書は、リハビリテーションの専門職である作業療法士の著者だからこそ、説得力のある内容となっています。リハビリテーションでは、それまで「すぐやらなかった」患者さんが、突然「すぐやる」ように変わることがあるようです。このとき、変えたのは「脳に入る情報」だけです。

 

リハビリテーションの現場に限らず、的確に体に指示を出せるようになれば、行動にも変化が起きる、ということが本書を読めばわかります。

 

脳の「すぐやるスイッチ」をオンにして充実した人生を送りたいと思いませんか?

 

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法

 

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

  • 脳のしくみや性質に注意を払う!
  • 言葉を変えれば思考が変わる!
  • 行動を変えれば人生が変わる!

To be continued…